⚠stop!! 今回は腐要素少なめです。 『看病がかり』要素入っています。 病気の内容もその人に合わせて いじっています。 話長い。よく読まないと理解できないかも知れません。
⚠←No Noのお方は帰宅お願いします。
⚠←OK このままタップお願いします。 行ってらっしゃいませ。
あぁ、かわいそう。 かわいそうに。
きっと今日も治らない。 悲しい傷を背負った子供たち。
それでも、_はあなたたちを 今日も看病します。
ガタッ
rt
rt
カルテは、どこだっけ。
rt
よし、カプセルの子供たちを確認しよう。
rt
一つのカプセルに一歩近づく。
酷く怯えている子供
ガクブルガクブル
こちらの様子に気づく気配もない。 ただ、怯えているだけの子。
その名はびりびり病。
刺激は与えてはいけなかったはずだけど…。
rt
俺は隣のカプセルに向かう。
rt
体がばらばらの子供
体がばらばらの子供
今日は…喋っている。 いつもより体調はよさそうだ。
rt
この子は……。 体がばらばら。けど、時々意思疎通できる。
それができることだけで安心できる。
病名は…。ばらばら病。
更に隣のカプセルに向かう
rt
ニコニコニコニコ
ニーッコリ!
酷く怯えている子供
rt
ずーっと笑顔。 一度話しかけたことがあるが、何を言ってもにこにこしている。
体の全身には笑顔のあざがある。
えっと…この子は… 確か、にこにこ病。
rt
声のトーンが自然と低くなってしまった。
だけど、思いは伝わっているといいな。
反対側の方のカプセルに向かうと 2つのカプセルがあった。
焦げ続けてている子供
焦げ続けてている子供
rt
俺は思わず目を逸らす。
いつもこうだ。 全身が常に焦げつづけている。 コレを見るのは毎回傷つく。
rt
聞こえないような小さな声で呟いた
もう片方の子供はあまり良くない幻覚に苦しんでいる様だった。
幻覚を見ている子供
rt
rt
痛みを感じている様子は見られず、スゴク大人しい。
だからこそ、心配になってしまう。
この子たちの病気は
ぶわぶわ病とぐるぐる病
rt
ふと、頭によぎってしまった感情
できるかは分からない。 けど、苦しんでいるところを見ているだけの方がよっぽど嫌だ。
rt
酷く怯えている子供
まだ震えている。 カプセルの中でも届く様に少し大きめの声を張り上げる。
rt
届くかは分からないけど。
自分の言葉で。
rt
rt
rt
顔は見れなかった。 苦しまれていたら酷だから。
体がばらばらの子供
体がばらばらの子供
rt
rt
rt
rt
rt
俺は次々に子供たちに話しかける。
ずっと笑っている子供
rt
rt
rt
rt
rt
伝われ。伝われ。
焦げ続けてている子供
rt
俺はしっかりと前を見る。 例え目が合うことが無かろうと 俺は向き合った。
rt
rt
rt
rt
俺はカプセルに手を当て、出来る限り近い距離を保った。
幻覚を見ている子供
rt
rt
rt
俺は皆に大口を叩いてしまった後。
皆の事を見ようとした。
そうすると頭が鈍器で殴られたかのように痛くなった。
rt
『ねぇ、レトさん。』
『ねずみって…送られたことある?』
「?……いや?」
『そりゃ…そうだよね。』
『なんか…ごめん。』
そいつの体は怯えているように震えていた。
『あの、さ。』
『もし…家に見覚えの無いものがいくつもあったら…どう思う?』
「…え?」
『あ、違う違う!例えだから、さ!』
「自分を最初に…疑うけど…何個もはなぁ…。」
『…やっぱ、そうよな。』
『……………ホントにあったら、マジ怖ぇよな』
アイツは満面の笑みを無理矢理貼り付けているようだった。
「なぁ。コーヒーとココアどっちがいい?」
『…レトさんは?』
「え?うーん…コーヒー?」
『じゃあ、それでいいよ。』
コイツは珍しく人の顔色を伺っていた。
『………もう…俺…辞めた方がいいかな…?』
『こっから…消えた方がいいのかな…?』
「なに、言ってんの…?」
「俺が…俺は…お前は消えちゃ…駄目だと思う…。」
『そっか。』
お前は、いつもなら言わない、消えようとしている様な宣言をした。
『ね、レトさん。俺、もう駄目かも。』
「……は?」
『だってさ…目の前に赤黒い蝶々が飛んでんだ。』
『…ね?』
「……………。」
キヨ君は、ハイライトの無い目で幻想の事を話してきた。
「…キヨッ……くっ……」
『こっから…消えるわ。』
『立ち直れないかも、会えないかも』
『ごめんね。』
パチッ
rt
rt
俺は震える足を押さえながら立ち上がる。
そして、無我夢中でカプセルを開けた。
rt
ぎゅっ
rt
rt
今、俺は理解した。 キヨ君が過度すぎるアンチに耐えていた事を。 過去の心当たりを振り返ると涙が 溢れて止まらなかった。
大粒の涙が頬をつたう。
rt
rt
rt
rt
この子達はキヨ君の弱い部分。 酷く脆く、淡い。
『ちがう』
rt
体がばらばらの子供
体がばらばらの子供
代表してばらばら病の子が聞いてくる。
rt
rt
その瞬間頭に声が響いた。
『別に…レトさんだけでもいいのに。』
rt
rt
rt
『ふはっ。調子乗りすぎ。』
『帰るから…。待ってて。』
rt
『…ありがとね。』
「おかえり、キヨ君。」
俺が笑顔でそう言うと
俺を優しく包んで声を放った。
『ただいま、レトさん。』
了
シュネー・メーアさん タイトルありがとうございました! もし、解釈違いがあれば教えて下さいm(_ _)m ソレデハ
コメント
7件
遅れてすみません。見させていただきました。やっぱり自分が考えたやつより人が考えたやつの方が楽しいですね❀.(*´▽`*)❀.