主
黒沢 理央
天野 雪
稲葉 和樹
黒沢 ひな
稲葉 まみ
主
黒沢 理央
黒沢 理央
黒沢 理央
黒沢 理央
黒沢 理央
黒沢 理央
黒沢 理央
ポチッ リモコンで電源を入れると、ニュースがやっていた
数時間前、〇〇交差点で交通事故が起こりました そこで二人の死体が発見されたとのことです。
被害者は黒沢 ともえさんと 黒沢 徳彦さんとのことです。
警察はーーーーーーーーーー。
そこから耳に何も入って来なかった。 二人の名前は俺の両親だ。
黒沢 理央
現状がどうなっているのかわからない。
何が起きているんだ。
黒沢 理央
俺の両親が…?死んだ…?そんなわけ…
プルルプルルプルル
スマホが鳴る
黒沢 理央
「お兄ちゃん!?今、ニュース見た? お…お母さんと…お父…さんが…」
黒沢 理央
スマホ越しに妹の泣き声が聞こえる
黒沢 理央
「まみちゃんの家…」
黒沢 理央
急いで家を飛び出す。
妹が泣いている。たった一人の妹が
兄なんだから。 助けないと。たまには兄らしいところを
黒沢 理央
黒沢 理央
ピンポーン
チャイムを押すと同時に、扉が開く。
稲葉 和樹
黒沢 理央
リビングへと向かう
黒沢 ひな
黒沢 理央
黒沢 ひな
ひなを抱きしめる
ひなが震えているのがわかる
黒沢 ひな
黒沢 理央
ストレスは溜まるが、両親は俺たちを育ててくれた。 でももう両親はいない。
黒沢 理央
俺がひなを守るんだ。
数分後、ひなは落ち着いてきた。
黒沢 ひな
だが、目に光がない。
ずっと下を向き、ピクリとも動かない。
稲葉 和樹
コイツ…
ガシッ
胸ぐらを掴み殴ろうとする
稲葉 和樹
黒沢 理央
稲葉 和樹
黒沢 理央
だけど
黒沢 理央
黒沢 理央
稲葉 和樹
黒沢 理央
稲葉を突き飛ばす
稲葉 和樹
そう言って階段を上がっていった
稲葉 まみ
稲葉の妹さんも、後をついていく
プルルプルルプルル
スマホが鳴った
黒沢 理央
「もしもし?黒沢君?」
天野さんの声だ
「友達が言ってたんだけど…その、」
言いづらそうに話している、 俺から言うか
黒沢 理央
「う、うん。大丈夫?」
黒沢 理央
「何か力になれたら言ってね、明日、学校休んでも構わないわ、 上から目線みたいで申し訳ないけど…」
黒沢 理央
「うん、じゃあね」
黒沢 理央
稲葉 まみ
黒沢 理央
正直言って、この家に泊まりたくない。 和樹がいる家なんか。
でも今は、妹に寄り添わなければいけない。
黒沢 理央
黒沢 ひな
小さな声でひなは言った。相当元気がない。
黒沢 理央
稲葉 まみ
黒沢 理央
両親が死んだなんて、信じられない。
稲葉 和樹
黒沢 理央
確かに家庭環境は最悪だ。でも血の繋がった実の親が 死んだとなると悲しくなってくる。
稲葉 まみ
黒沢 理央
チャポン
黒沢 理央
天野さんの言う通り、明日は学校休もう。
黒沢 理央
気持ちの整理をしなければ。
主
主
主
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