やっと君に、恋をする

2人でピクニックブランケットに座る

蒼汰は凛の勢いよく差し出された手を優しく取り、薬指に指輪を通した

ぎゅうっ

ガシッ

凛は抵抗する暇もなく、店内の奥の方に連れて行かれた

📱ｳﾞｰ、ｳﾞｰ

指輪を外して内側に目を凝らすと数字を発見した

店内に入ると様々なインテリアグッズ、キッチン用品が並べられている

📱ｳﾞｰ、ｳﾞｰ

電話に出るのに蒼汰は凛から後ろ髪を引かれる気持ちでフリンフリンから通路に出ていった

きゅっ

蒼汰の服の裾を前からは見えないように引っ張った

ドンッ💥

ドガッ💥

ナズは凛を蒼汰から剥がした

ドガッ💥ドゴ、ドガッ💥

バキッ💥

ナズは蒼汰から何かを受け取り、お辞儀をして大河に寄り添った

休憩プラン

血が滲み皮膚が一部剥き出しになってしまった拳を優しく洗い、消毒して塗り薬を塗布する

フリンフリンの紙袋を指差す

ちゅ..

ゴクン..

　　くちゅ.. 　　　　　　　　　くちゅくちゅ..

ちゅ..

　　　　ﾇﾁ.. 　　　　　　　　　　　ﾇﾁ..

ずぷっ..

　　　　　　　　ぐちょ、 　　ぐちょ.. 　　　　　　　　　　　　にちｯ 　にち..

　　　ｸﾁｭｸﾁｭ..

　　　　　くちゅ.. 　　ﾆﾁﾆﾁ..

　　　　　　　　　　　ゴクン..

ゴムを付けた先端を凛の呼吸する穴に蓋をする

グチュッ

　　　　ぴゅっ

ちゅ..

ミチミチと内膜が擦れる音が次第に水分を含んだ音に変わる

　　　ｺﾞﾘｭｯ

それから何度身体を重ねたか分からない

AM4:00

辺りを見回して隣にいるはずの蒼汰の姿を探した

ベランダにいるのが影で分かったものの、周囲に散らばった使用済みのコンドームが妙に生々しく目に入る

乱雑に置かれたコンドームの箱が空になっていた

恥ずかしさのあまり顔を覆った瞬間、指輪が目の前にきて思い出す

スマホを見つけてポチポチと打ち込む

変わらない愛情、初恋

強い意志

スーッとベランダのドアを開けて凛は抱きついた

凛の薄着にギョッとして羽織っていたジャケットを急いで着させる

灰皿にタバコを捨て凛を抱きしめる

ぎゅう..