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鬼巫女

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鬼巫女

1 - 鬼巫女 巫女の一日

♥

14

2020年07月25日

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巫女

私は今ここで巫女をしているの

巫女

悪い妖怪たちが異変を起こしたり、

巫女

この世界を保つための結界を見張ったりして

巫女

毎日忙しい日々を過ごしているの

巫女

今まで起きた異変は全て私が解決しているの

巫女

まぁ、10個以上は解決しているわね

ある朝

巫女

うーん…

巫女

なんでかしら?

巫女

目が赤くなってきてるような……

巫女

充血してるのかしら?

妖精

わーい!

巫女

妖精達が遊んでるのね

巫女

朝から騒がしいヤツらね…

妖精

あ!

巫女

……なによ

妖精

鬼巫女だ!

巫女

は?なんですって!!

巫女

誰が鬼巫女じゃーーーー!

妖精

逃げろーーー!

巫女

はぁ〜

巫女

逃げ足だけは早いんだから……

魔女

よォ!朝から何怒ってるんだよ

魔女

朝から騒がしいなぁー

巫女

それはこっちのセリフよ!

巫女

てか。アンタが今持ってるもの何?

魔女

ん?私の朝ごはんだぜ

巫女

アンタのじゃないでしょ?

巫女

それは私が楽しみに取っておいたおやつなんだけど?

巫女

……どっから取ってきた?!

巫女

早く返しなさい!!

魔女

あ!ごめん

魔女

今から森に用事があるんだった!

魔女

じゃーなー!

巫女

おい!

巫女

……も〜

巫女

どいつもこいつも

巫女

すばしっこいんだから…

吸血鬼

あら、

メイド

お嬢様!!

吸血鬼

何?

巫女

ここに訪れるなんて宴会の時ぐらいなのに

巫女

珍しいわね…

巫女

なにか御用?

吸血鬼

アナタ…自分で分からないの?

巫女

何が?

吸血鬼

その「目」よ

巫女

目?

巫女

まぁ、充血してるけど

吸血鬼

それは充血とは違うわね

吸血鬼

これからは、少し妖怪と関わるのはやめといた方がいいわよ

巫女

ならなんで私は今アンタと会話しているのかしら?

メイド

お嬢様はあなたを気遣っているのよ

巫女

何よ、それ

巫女

ん〜

巫女

美味しいわね〜

巫女

久しぶりに人里に降りてきたけど

巫女

まさかこんな美味しい食堂があるなんてねぇー

人間

……

巫女

(なんか見られてる…?)

巫女

(まぁ、滅多に降りてこないからおかしくないか……)

人間

なぁ、

人間

あれさ、博麗神社の巫女さんだよね?

人間

うん…まぁ、ね

人間

なんか雰囲気が怖いっていうか近ずきにくいよね

人間

前より妖怪っぽさがました?

人間

なんか目があった奴全員殺してそう

巫女

……(-"-)💢

巫女

(コイツらデリカシーないわね。)

巫女

(せっかくいい気分だったのに)

巫女

何か用?

妖怪

あら、おはよう

妖怪

もうバレちゃった

妖怪

とうとう驚きもしなくなったのね

巫女

鬱陶しいわよ

巫女

そんなに人の不幸を見るのが楽しいかしら?

妖怪

……まぁね

妖怪

それより…

妖怪

最近異変が全く起きなくなったわね

巫女

妖怪であるアンタがそれ言う?

妖怪

あまりにも静かすぎない?

巫女

私の仕事が減るからこのままでいて欲しいぐらいよ

妖怪

それにしても……

妖怪

今日は白黒の魔法使いと一緒じゃないのね

巫女

いつの話よ

巫女

最近は一緒にいないわよ

巫女

いてもいい事ないわ

妖怪

そう。

妖怪

じゃあね

巫女

……

巫女

見回り中だけどやっぱりなんもないわね。

巫女

あ、

妖精

ひっ!

妖精

に、逃げなきゃ!

巫女

(アイツらさっきの…)

ピチューーン!

巫女

久しぶりにスッキリしたわ……

妖怪

いつものあなたとは違うわね

巫女

……珍しいわね

巫女

なんの用?

巫女

ひまわり畑はいいの?

巫女

荒らされてるかも

妖怪

ふふっ

妖怪

それよりずいぶん派手にやったわね

妖怪

何事かと思ったわ

妖怪

弱い者いじめは別にどうでもいいけど

妖怪

ほどほどにね

巫女

なんで妖怪に心配されないと行けないのよ…💧

巫女

フゥ〜

巫女

疲れたー

妖精

お前ー!

妖精

さっきあたいの友達を倒したな!

妖精

仇をうってやる!

巫女

……イラッ

巫女

いい加減にしなさいよ…

巫女

半日だけでなんでこんなに

巫女

面倒事に巻き込まれるのかしら…

妖精

お前を退治してやる!

妖精

妖怪巫女!

巫女

……は?

巫女

誰が妖怪ですって?

巫女

この…バカ妖精!!

ピチューーン!!!!

巫女

ほんとにイライラする……

巫女

……もう寝よう

巫女

んっ

巫女

夜か……

巫女

ん?人里の方から声がする

巫女

騒がしいわね

人間

アイツはやっぱり化け物だ!

人間

人間のフリをした妖怪だ!

巫女

……私の事?

巫女

あー……

巫女

なんかめんどくさいわ

人間

こっちは50人以上いる

人間

さすがに女1人でこれだけの量は倒せないだろう

人間

万が一ピンチになってもこっちには

人間

「守矢神社」の巫女さんがいるんだ!

巫女

は?

巫女

どういうこと?

巫女

人里の奴らが私を倒そうとしてるっていうの?

人間

もうあの時の最強の巫女はいないんだ

人間

あれは妖怪なんだ

巫女

妖怪妖怪うるさい

巫女

あんたらなんの用?

巫女

いい加減その遊び止めてくれない?

人間

遊び?とうとう頭も狂ったのか

人間

「鬼巫女」

巫女

……

ーーーーーーーーーー

巫女

ふぅ、

巫女

あんたらがそれを望むなら私はもう

巫女

人間ごっこなんてやめてやるわ

巫女

視界に入ってきたやつは全員楽園送りにしてやる

巫女

もうここに「幻想郷」はないのよ…

巫女

「巫女」でなくなった私にできることは…

巫女

まずは博麗の巫女の存在を消そうかしらね

ピキっ!

式神

紫様

式神

とうとう博麗の巫女が…

八雲紫

あの子は関わりすぎた

八雲紫

多くの妖怪や神を退治してきた

八雲紫

その時点でとっくに人間としての限界を超えていたのよ

八雲紫

あの赤い目は

八雲紫

人間ではない新しいものに変わろうとしている

八雲紫

霊夢はもう自分の力を抑えられなくなっていたのね

式神

では、なぜ今まで何もおっしゃらなかったのですか?

八雲紫

あの子の理性がその力を抑えていたの

八雲紫

でも日々の出来事での積み重ねが

八雲紫

彼女の理性を壊していったのよ

式神

巫女には何も言わなかったのですか、

八雲紫

きっと誰もこの話を聞いても信じる人はいないでしょうね

八雲紫

まさかこんなことになるとは思いもしなかったの

八雲紫

霊夢、ごめんなさい

八雲紫

此処はもうダメみたい

式神

前のように新しい巫女を探すのですか?

八雲紫

博麗結界が壊された以上幻想郷を保つことはできない

八雲紫

残念だけれどもうおしまいね。

式神

そう、ですか…

八雲紫

幻想郷を作ったのは私たちだけれど、

八雲紫

結界を張り、管理していたのはあの子なの

八雲紫

私には何もできない…

式神

では、もう此処は……

八雲紫

おしまいね。

八雲紫

せめて幻想郷の最後を見届けましょう

いつもと何一つ変わらない日常 同じことの繰り返し それが彼女にとって何よりもツラいことだった

魔女

ん?

魔女

もう夜になってたのか?

魔女

せっかくお茶会にしようと思ってたんだが……

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