一時間後
学徒
詠唱する際は全身の脈動を五感で感じる事が深淵に至るのでっす〜!!
私の言葉分かりまっすぅ??
「※激しい手振りで一々肉体美を披露しております」
保安官
二時間後…
学徒2
「※通常の三倍の速さで喋っておられます」
保安官
3時間後………………
学徒3
A!B!C!!!
A!B!C!D!E!F!G!!!!!!
OK!?
「※あくまで彼女にはこう聞こえており、実際はちゃんとした言葉を話しております」
保安官
数時間後…廊下を書士官が曇りきった顔で学団研究室の扉を握っている
書士官
何も無ければ大丈夫なんだけど…
マクスウェル
研究室に何かご用向きですか?
書士官
それと…うっ!!
マクスウェルの後ろ、死相を浮かべるスチュアートがトボトボと着いてきてた。
書士官
スチュアート
私は研究室を吹き飛ばす大馬鹿者です…!
申し訳ありません…!
書士官
マクスウェル
少しばかり言い聞かせておきました
書士官
なるほど…お二人共お疲れ様でした…
マクスウェル
そうして扉が開かれた…
保安官
『『『魔っ法!魔っ法!🌀』』』
保安官
『『『魔っ法!魔っ法!🌀』』』
書士官
瞳の中に渦巻きが宿る様に、部屋の中央で保安官が半狂乱になりながら拳を突き上げて声高々に叫んでいた。
それに続き周りの学徒達も魔導書や杖を振り上げ、事態を形容する言葉は正しく混沌である。
保安官
38年間生きてきてこんな気分初めてぇ!
魔法って素晴らしいんですねぇ!!🌀
『『『その通り!!!』』』
書士官
スチュアート
やはり!我々の見立ては!
マクスウェル
スチュアート
頭を抱えていたマクスウェルが保安官に歩みよる
保安官
英智がこの脳に宿る感触!快楽を覚えます!!🌀
そーれ魔っ法!魔っ法!!🌀
マクスウェル
保安官
身体を思い切りビクつかせた保安官が、恐る恐る声のするほうをみる…
保安官
マクスウェル
保安官
これはそういうのじゃなくてですね!!
マクスウェル
…今日はもうお疲れでしょう…
事情はスチュアート君から聞いております
そうしてマクスウェルが1冊の魔導書を差し出した。
マクスウェル
良ければこれをどうぞ、少し内容が難しいところもありますが基礎的な事が記されております。
お部屋で休まれながらご覧下さい
保安官が赤面を浮かべ、俯きながら両手で受け取った。
保安官
マクスウェル
書士官
マクスウェル
それからぁ…
学団員諸君は少し話があるので…
全員私の元に来なさい💢
書士官
保安官
保安官と書士官がそそくさと部屋を退出する。
書士官
保安官
書士官
そして数秒後
マクスウェル
研究室から、数時間前の爆発音と同等のマクスウェルの怒声が響いてきた…