鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
夢の中の私は
とても広い場所で一人 ポツンと立っていました。
すると、どこからか 声が聞こえてきたんです。
そなたに特別な力を与えよう。
与えるのは──
『痛みを感じなくなる力』
今、他の星からとある宇宙人が 地球侵略を企み接近しておる。
どうか、 その力を使ってその者から この地球を守ってほしい。
頼んだぞ···。
声の主はどこか慌てた様子で それだけ言い残し──
そこで私は目を覚ましました。
『ただの夢の中の話』 初めは私もそう思っていました。
でも、あれは ただの夢なんかじゃなかった
その事に気付かされるのに 時間はかかりませんでした···
鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
情けない事に、 私はあまりの恐怖で 体が動きませんでした。
バキッ!!!
鴨戸江ムサシ
私は確かに その若者に殴られました。
それなのに···
痛みを感じませんでした。
ガンッ!!!
バキッ!!!
ドゴッ!!!
鴨戸江ムサシ
どんなに殴られても、 どんなに蹴られても
全く痛みを 感じなかったのです。
鴨戸江ムサシ
動揺している若者を無視して
私は思わず 行きつけの店へと走りました。
私の予感は的中しました。
どんなに殴られても、 どんなに蹴られても
全く痛みを感じませんでした。
顔をひっぱたかれても、 背中を踏みつけられても
全く痛みを感じませんでした。
鞭(ムチ)で身体を打たれても
ヒールの尖った部分で グリグリされても
ろうそくを垂らされても
何も感じないんです。
これは──
プラチナ会員になる程 SMクラブに通い続けている 私にとって、あってはならない 緊急事態でした···。
それぞれの願い事
鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
事態はかなり深刻でした。
女王様には様々な 「お仕置き」という名の 「ご褒美」を頂いたのですが···
やはり痛みを感じる事は無く、 自分の求めている快感が 少しも得られない、 欲求が満たされない。
そんな、 何の反応も無い自分を見ている 女王様が不機嫌になっていくのが はっきりと分かりました。
一応、そうなってはマズいと 初めは痛がっている演技も してみたのですが···
これに関しては即バレました。
不機嫌になった女王様からは、 とても汚い罵声を浴びせられ···
それはそれで 嬉しかったのですが、 この程度では全く足りません。 なぜなら──
私は、ドMなんです。
鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
女王様
鴨戸江ムサシ
女王様
鴨戸江ムサシ
女王様
鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
女王様
鴨戸江ムサシ
女王様
鴨戸江ムサシ
女王様
女王様
神様
神様
女王様
神様
神様
鴨戸江ムサシ
女王様
女王様
女王様
神様
女王様
鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
神様
これで信じてもらえるかな?
鴨戸江ムサシ
女王様
女王様
女王様
今、頭の中に直接 話し掛けておるのじゃ
女王様
女王様
だからさっきから そう言っておるじゃろ
鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
神様
神様
鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
鴨戸江ムサシ
神様
鴨戸江ムサシ
神様
神様
神様
こうして私は、 突如目の前に現れた『神様』から 話を聞く事になった。
─【2】へ続く─
コメント
4件
「行きつけの店」で、嫌な予感はしていましたが…笑笑 本当にJAMさんの発想はめちゃくちゃ面白いです😂😂
行きつけのお店=ピンクなベッドと痛み、でこれはwwwとなりましたwww そりゃ大事な女王様に対して不本意に失礼なことさせられてしまったら神相手に正座させますねwww 続き拝読してきます!