/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
~ある日の練習中~
試合形式で、今は赤葦木兎他チームと木葉他チームがやってる
ﾋﾟ−ｰｯ
3セット目 赤葦 木葉 21 24
赤葦 京治
ﾊｱｯ、木兎さんっ (トス
木兎 光太郎
おうっ！
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
木兎 光太郎
…ああっ ｽｶｯ
ｺﾛｺﾛｺﾛ…
ﾋﾟﾋﾟｰｰｰｯ！
木葉 秋紀
っしゃーいっ！俺らん勝ち〜♪
木兎 光太郎
ああ〜…クソ〜！！！
赤葦 京治
ﾊｱｯ、ﾊｱｯ…木兎さん、すみません。
木兎 光太郎
？…（なんで謝…）
木兎 光太郎
…うん、
木葉 秋紀
はぁー休憩休憩ー！木兎とか、ちゃんと水分補給しろよなー！！
木兎 光太郎
おーう！…
赤葦 京治
ﾊｱｯ、ﾊｱｰｯ…
やったのは3セット、練習はまだ序盤、こまめに水分補給もしてる…
…発汗、目眩、動悸や息切れも…低血糖か何かか…？
赤葦 京治
…うっ
頭…ガンガンする…気持ち悪い…
赤葦 京治
はあっ、
赤葦 京治
(少し座るか…)
俺は、体育館の隅の方に座り、深く息を吐いた。
赤葦 京治
ふぅー…
木兎 光太郎
…あかーし？
今俺は端で休んでいる。木兎さん、俺に気づくのか…というか、休憩時間はまだ…って、もう終わりか。
赤葦 京治
木兎、さん…すみません、もう休憩終わりですよね、
立ち上がると、クラッとして倒れてしまう。だが、木兎が支えてくれた。
木兎 光太郎
あかーし!?!?
赤葦 京治
ﾊｱｯ、すみまｯ、
木兎 光太郎
あかーし！！どしたの！！！！
なんだろ、この感じ。恐怖、というか…
赤葦 京治
…ひっ、
ﾊﾟﾁﾝｯｯ
俺は、自分を支えてくれていた木兎さんの手を振り払っていた。
赤葦 京治
(…こんなのはあれ以来だ…)
赤葦 京治
ひっ、離っ、離れてっ、下っ…
木兎 光太郎
あかーし!?!?どーしたんだよ!!!!
赤葦 京治
ﾊｱｯ、ﾊｯ…怖…い…
パニック発作。
久しぶりに出たな…もう平気だと思ってたのに…
俺は"パニック障害"を患っている。
これは中学2年生の時に発症した。 パニック障害とは、突然、動悸、息切れ、めまい、吐き気といった激しい身体症状と、
死んでしまうのではないかという強い恐怖を伴う「パニック発作」が繰り返し起こる精神疾患のことだ。高2でまた起こるとは…
木兎 光太郎
赤葦の両肩を掴んで揺さぶる)あかーし!!!!落ち着いて、俺だよ!!!!
赤葦 京治
ﾊｱｯ、ﾊｯ、うっ…
木葉 秋紀
走って来て)おいおいどーした?!?!何があった!!!!
赤葦 京治
木…葉、さ…
木兎 光太郎
木葉!!!あかーしが!!!!
木葉 秋紀
赤葦、大丈夫か？ゆっくりでいいから、保健室行くぞ。
赤葦 京治
はあっ、はい…すみま、せん…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
