TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

松尾 華澄

うまっ!

松尾 華澄

やっぱり焼きそばは美味しい。

砂川 星

だね!

砂川 星

後何か食べたいものある?

砂川 星

俺、買ってくるよ。

松尾 華澄

ううん、大丈夫。

砂川 星

そっか。

俺たちは人が誰もいない 静かな所でベンチに座っていた。

砂川 星

(なんか、静かだから)

砂川 星

(…話しにくい)

松尾 華澄

(うーん、)

松尾 華澄

(告白するタイミングってあんのかな…?)

松尾 華澄

(恋したことなかったから)

松尾 華澄

(分かんねー!!)

うちは頭を抱えて下を向いた。

砂川 星

どうしたの?華澄!

砂川 星

大丈夫?

砂川 星

体調悪い?

松尾 華澄

(顔、近い。)

星はうちの顔を のぞきこんできた。

松尾 華澄

だ、大丈夫!

砂川 星

そっか!

砂川 星

良かった!

星はニコッと笑った。

松尾 華澄

(…あぁ、もう好きだ。)

松尾 華澄

(好きって言ってしまうか?)

松尾 華澄

(どうしよう。)

松尾 華澄

(もし、ふられたら)

松尾 華澄

(この後も、この先も)

松尾 華澄

(顔を合わせられないかも)

松尾 華澄

(もう皆とも離れて行っちゃうのかも)

松尾 華澄

(でも、このまま思いを伝えないのも何か嫌だ。)

松尾 華澄

(よしっ!)

松尾 華澄

せ…っ!

ヒューー…

バァーン。

砂川 星

華澄、花火だよ。

砂川 星

綺麗だね。

松尾 華澄

(は、花火に邪魔された。)

あぁ、そうだ。 その笑顔が好きなんだ

松尾 華澄

星っ!

砂川 星

華澄。

松尾 華澄

…!

あっ、二人同時に

松尾 華澄

ごごごめん!

松尾 華澄

うちは大したことないから

松尾 華澄

星から話して。

砂川 星

…分かった。

星は1度下を向いて 目を離さないかのように

うちを見た。 吸い込まれてしまいそうな瞳。

砂川 星

俺、

砂川 星

この気持ちが

砂川 星

どうなのか分からない。

砂川 星

こんな気持ち、
初めてだったから。

松尾 華澄

(そうだ。)

松尾 華澄

(そうなんだ…)

松尾 華澄

(…うちも)

砂川 星

なんか、華澄といると

砂川 星

おかしいほど

砂川 星

普通の自分をだせない。

砂川 星

カッーと顔があつくなるし

砂川 星

胸がなんでか苦しくなる

松尾 華澄

…うちも!!

松尾 華澄

うちも同じ気持ちになる。

松尾 華澄

こんな気持ち初めてなんだ…

砂川 星

…華澄も?

砂川 星

俺さ、この声取り戻してから

砂川 星

ほんとに華澄に感謝してる

砂川 星

弟ともちゃんと話せたし

砂川 星

なにより、

砂川 星

俺の中で華澄の存在が

砂川 星

大きくなった。

砂川 星

ずっと考えた。

砂川 星

どうやら俺は

砂川 星

華澄のことが

砂川 星

好きで好きで
仕方ないんだと思う。

松尾 華澄

(その言葉、聞きたかった)

何度も何度も夢を見た。

この光景が…

咲き誇った。

砂川 星

か、華澄っ!?

松尾 華澄

…あ、

瞳から涙が溢れていた

松尾 華澄

なんでだろ。

砂川 星

…ふふっ。

砂川 星

返事聞かせて?

星は私の涙を拭ってくれた

松尾 華澄

うちも好き

松尾 華澄

星のこと好き。

砂川 星

…あははっ!

砂川 星

華澄、泣きすぎ!!

松尾 華澄

星だって涙、出てんじゃん。

両手を繋いで おでことおでこをくっつけた。

砂川 星

よろしくね、華澄。

松尾 華澄

こちらこそ、よろしく。

この先もずっと

2人で幸せに いられますように。

本橋 鈴

あ、琉生くん!!

本橋 鈴

見てください!!

本橋 鈴

綿菓子ですっ!!

鈴は目の前でクルクル回る綿菓子を目を輝かせながら、

目で綿菓子をおっていた。

如月 琉生

(あー、可愛すぎる。)

如月 琉生

(こんなに、可愛かったっけ?)

如月 琉生

(中学の時はずっと)

如月 琉生

(机に向かっていた。)

如月 琉生

(静かでいつも本を読んでいて)

如月 琉生

(誰が鈴をこんなに大人しくさせたんだろう。)

如月 琉生

すいません

如月 琉生

綿菓子ひとつ下さい

屋台のおじさん

200円ね!

俺は財布から200円を取り出して おじさんに渡した。

屋台のおじさん

はい、お待たせ!

如月 琉生

ありがとうございます。

屋台のおじさん

可愛い彼女さんだねぇ~

本橋 鈴

えっ!?

本橋 鈴

ち、ち違いま…

如月 琉生

…はい

如月 琉生

可愛くて困ってます。

本橋 鈴

え…?

屋台のおじさん

ははっ、これからも仲良くな。

如月 琉生

はい。

本橋 鈴

ちょ、ちょっと、琉生くん!!

如月 琉生

はいっ!あげる。

本橋 鈴

え!?

本橋 鈴

これ、私に?

如月 琉生

うん

本橋 鈴

あ、じゃあ、

本橋 鈴

200円、!

如月 琉生

…いらないよ。

本橋 鈴

…で、でも。

如月 琉生

おごり笑

如月 琉生

頑張った記念のね

本橋 鈴

…じゃあ、お言葉にあまえて…

本橋 鈴

…甘い。

鈴は微笑んだ

如月 琉生

(ほんと可愛い。)

 

あれ!?

 

鈴!!?

如月 琉生

えっ

本橋 鈴

えっと、

本橋 鈴

あ!!

本橋 鈴

一葉くん!!!

如月 琉生

(え、誰?)

如月 琉生

誰だ、お前。

さよなら僕たちの世界。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

105

コメント

2

ユーザー

はい、新キャラです😍 ライバル登場です

ユーザー

新キャラ!? おもしろい~‼

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚