翌日の朝――――
部屋から出て、外にやってきた
陽の光が眩しい、
ここの所、あまり見ていなかったからかな
どうやら、誰かがやってきたみたい。
ガチャリとドアの開く音が聞こえた
その瞬間に、体は強ばった
ホンゴウ
私が何も言えなかったから、
様子を伺おうとしたのだろうか
ホンゴウ
出てきたのは、――
哀歌
彼だと分かった時に、体の力が抜けた
ホンゴウ
ホンゴウさんは、どうやら分かっているらしい
ホンゴウ
哀歌
すると、私の隣に並んだ
ホンゴウ
ホンゴウ
きっと、私を落ち着かせるためだったのかな
背中を優しくさすってくれる
ホンゴウ
その手が、うえに上がってくるけれど
拒むようなことはしない
ホンゴウさんの手が、私の額に触れた
ホンゴウ
昨日までの熱は引いていた
哀歌
ホンゴウ
すると、彼は私の手を引く。
ホンゴウ
一瞬だけ、彼を通して
私は誰かを見ていた
??
私も、愛してる!
??
ホンゴウ
哀歌
哀歌
なんだか、私らしくない
私は、誰を見ていたのかな
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