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ky視点
部活終わり…
本当に自信なさそうにしている こむさんを見て、 僕は前にこむさんが 言ってくれた言葉がよぎった。
こむさんはちょっと驚いたみたいな 顔をして、そのあとちょっと噴き出すように 笑った。
カラオケを出ると随分日が暮れていたので、 家に帰ってからはすぐに夕ご飯を食べて お風呂に入った。
電気を消して、横になる。こむさんは少し横を向いていて、暗いし顔は見えない。
そう思っていると、こむさんがぼそっと 呟いた
未だに彼の顔は見えない。
そのあと、布団をかけ直して 本格的に寝ようとし始めた彼を、 突進に近いハグでとめる。
冷房を下げている間にちょっと離れようとするのでまたくっつき、 今度は足も絡ませる。
ドタバタと、攻防戦を繰り広げ 最終的にこむさんが諦めた。
冷房が効いている部屋で、 暴れたせいで暖かい彼の体を抱きしめて、 とっても幸せな気分で 僕は眠った。
ut視点
今日、こむぎが泊まるのは俺の家だから 俺達は家の最寄り駅で集合した。
時刻は8時。俺の家は学校からかなり遠い のに加えて、 部活が少し長くなったせいで こんな時間になってしまった。
せっかくのお泊り会なのにな。 こういう時に限って部活が長引いたりするの、 ほんとなんなんだ。
そんな俺の思いを読み取ったのか、 こむぎは俺の顔を覗き込むように したあと、笑って言った。
家に着き、夕ご飯やお風呂などを済ませ、 俺達は布団に入った。
直前まで「やっぱ夜更かしせん?w」なんて 言ってたのに、布団に入ったら すぐ寝息が聞こえたので 少し笑ってしまった
朝。
お母さん
お母さん
お母さん
まずいまずい、寝すぎた。
こむぎの寝顔観察してて 寝るのが遅くなったからだ。
俺は急いでリビングに向かった。
朝食を食べながらおかしそうに笑うこむぎが、 キラキラと太陽よりも光って見えた。
コメント
2件
いやーー………もう……神ですか…!?!? ほんと、作品書くのうますぎるし内容神だし、もう…だいすk(((((殴 とりま、普通に続きも楽しみにしています🥹💞🫶