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失恋…その言葉で誰しもが不安や悲しみを思い出す…気がする
でもその事態に、私は今あっているのだ
その言葉を聞いた瞬間、何もかもが止まってしまいそうだった
言葉…というか、直接的に聞いた訳じゃないが
いつもの帰り道。この日は恋バナをしていた
戴哦(たいが)
蒼
戴哦(たいが)
雫とは私の親友である
蒼
戴哦(たいが)
蒼
戴哦(たいが)
蒼
戴哦(たいが)
戴哦は鍔冴の居る方向を指差す。 一瞬顔が歪みそうになる。 それは雫の好きな人は鍔冴だからだ。
私の好きな人も鍔冴だがな。
蒼
戴哦(たいが)
戴哦(たいが)
鍔冴(つばさ)
蒼
今の戴哦の言葉で頭が真っ白になった気がした。 体の臓器も全て止まった気がする。
戴哦の言葉を深く読み取ると…鍔冴は…
『雫のことが好きなんだ』
何もする気が起きない。
戴哦の言葉が頭のなかでぐるぐると回る
私は失恋したんだ
鍔冴が好きなのは雫なんだ
雫が憎い。親友なのに。
その事を考えると頭がどうにかなりそうだ。
学校…行きたくないな…もう嫌だ…
でも何故か、その日から鍔冴に良く話しかけられるようになった。
いや、会う分苦しくて多く感じちゃうんだ。
雫の言葉も憎くなっていった…
鍔冴(つばさ)
雫
もう話さないで…苦しい…辛い…
でも必死に笑顔を浮かべて
蒼
鍔冴(つばさ)
蒼
雫
蒼
この世界の全てが灰色に…なった気がした
蒼
ここは屋上。もちろんやるべきことはただ1つ
蒼
体がふわりと宙に舞う感触。
教室の外を落ちていく。
教室の外を落ちていくその刹那。教室からあの子達の声が
私、鍔冴のことが好きなんだ
蒼
…そっか。ごめんだけど雫、俺には好きな人が居るから…
蒼
強い衝撃と共に、そこで私の意識は途切れた
つんとする匂い。冷たい雰囲気
なんだろうか、ここは。
恐る恐る言葉を発してみる
蒼
鍔冴(つばさ)
蒼
1つの疑問が頭に浮かぶ…
蒼って…誰…?
鍔冴(つばさ)
蒼
鍔冴(つばさ)
鍔冴(つばさ)
蒼
何故か涙が溢れる
忘れたくない人…でも忘れたい人でもある…
心の何処かが、そう言った気がした
鍔冴(つばさ)
蒼
ズキンズキンと頭に鋭い痛みが走る
鍔冴(つばさ)
蒼
鍔冴という人の事だけ、はっきり思い出した気がした
彼が好きだったこと。
彼に失恋をしたこと。
そして、彼の好きな人は私以外の誰かということ
蒼
蒼
そこから先の言葉が思う様に出ない
鍔冴(つばさ)
鍔冴(つばさ)
蒼
鍔冴のこと以外覚えて無くてもいい。
この幸せな時間が、ずっと、ずっと、続きますように。
HAPPYEND
コメント
1件
現実はそんなに甘くねえ… 手抜き感スゲェ( ・∇・) もちろん後でBATTOEND…現実編も作るで☆