主
誰?
澪
お前は何で、フェンスに手をかけて…
主
この状況から察してよ。
主
私は◯ぬために来たの。
主
この屈辱な世界から、
主
命を終わらせるために。
澪
やめろ!
主
何で止めるの!
主
同じクラスで見て見ぬふりなのに、
主
何でこんな時だけッずるいよ!
澪
ごめん、それは、近づきづらくて
主
え…?
澪
◯◯が、嫌がらせされてたんだ。
主
え、
澪
靴を隠され、ブス、関わりたくないって
澪
机に書かれたり。
主
じゃあ何で私は、
澪
俺がその証拠を消してたから
主
えっ?
澪
普段、教室で何もしてあげられない。
澪
だからせめてって、放課後1人で、
澪
机の落書き消したり、靴を必死に
澪
探してた。もちろんバレないように
主
何で、そこまで。
澪
それは…俺にも◯◯への思いがある
澪
って言うか…その…
主
思い…?
澪
と、とにかく、◯◯は◯ぬべきじゃない
主
ッ…泣
澪
ギュッ
澪
泣くな、今まで泣かなかったくせに
主
だって…この14年生きてきて、
主
初めて生きてて良かったって…
澪
ありがとう。それは嬉しいな。
澪
これからは守るから、一緒に戦おう
主
ありがとう泣
澪
泣くなよ笑
主
な、泣いてない!
澪
泣いてんじゃん、バカだな笑
主
うるさいッ
主
あ、澪。
主
これ…あげる
澪
何それッ!
澪
クッキーか?美味そう!
主
えっと、手作り…何だけど
澪
お前ら!◯◯が作ったクッキー
澪
まじで美味いぞ!騙されたと思って
澪
食べてみろよ!
主
そんなの…誰も食べてくれな…
え、俺じゃあ食ってみる。
超美味いじゃん!すげえな◯◯!
主
えっ?
また作ってくれよ!
主
う、うん!明日また持ってくるね!
澪
ほら、◯◯はもっと、周りを見上げる
澪
べきだったんだ。周りからじゃなく
澪
自分から手を差し伸べるべきだったんだ
主
そっか…自分どこかで、周りが助けて
主
くれるって思い込んでた。
主
だから…そう思ってたからこそ、
主
誰も助けてくれなかったから、
主
こんなにも苦しかったんだね。
主
自分から手を差し伸べたら、、
主
こんなにも沢山の人が、私の味方を
主
してくれるなんてッ泣
澪
泣くなって笑
澪はな、◯◯に一目惚れしてたんだってー
主
えっ!?
澪
えっ?いや…あの…
主
こんな私に…?すっごく嬉しい
澪
あ、あの…付き合ってくれない?
主
い、いいよ、、
澪
まじ?やった!