ずっと、人の輪に入るのが 苦手だった。
皆のペースに合わせるのが 苦手だった。
十亀くんと合わせてると、 なんもできない。つまんないよ。
ねぇ、もっと急いでよ。 皆に迷惑だよ。
十亀、遅ぇよー!
あぁ。もう。
十亀 条
十亀 条
兎耳山 丁子
十亀 条
十亀 条
そう零したら。
十亀 条
ちょーじがぴたっと止まって。
兎耳山 丁子
兎耳山 丁子
十亀 条
兎耳山 丁子
十亀 条
ゆっくり歩き出したちょーじに、 ちょっと面食らった。
十亀 条
兎耳山 丁子
兎耳山 丁子
全然違うペースの人だと思ってた。
でも、違った。
十亀 条
兎耳山 丁子
十亀 条
兎耳山 丁子
兎耳山 丁子
自由、という言葉に とてつもなく引かれた。
ほしい、と思った。
十亀 条
兎耳山 丁子
十亀 条
兎耳山 丁子
オレが今までにしてきた どんな選択よりも、 迷いがなくて早い選択だった。
兎耳山 丁子
兎耳山 丁子
兎耳山 丁子
兎耳山 丁子
十亀 条
十亀 条
兎耳山 丁子
十亀 条
兎耳山 丁子
十亀 条
兎耳山 丁子
そう言って差し出された 手をとって、オレとちょーじは また歩き出した。
自分のペースで 自分の歩幅だなぁ、なんて 久々に思えた気がした。
第6話・歩幅とアダージョ Fin
加入前編(?)、次回終幕です! ……多分!笑
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コメント
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一旦100でキープさしてて、とりあえず色々書くから✍️