雪は、屋上の柵の上で、憎らしい程に晴れている空を見上げる。
雪
この空ももう見れないのか…ちょっと悲しいな。
雪はそう言うと、街の景色に向かって飛び出す。身体が宙にうき、そのまま下に落ちて行く。
雪
この腕、来世はこんな事にならないといいな。
雪の腕は手首から肘までリストカットで傷付いている。
雪
東方…もっと拝みたかった…さよなら、霊夢様、魔理沙様…
紫
あら、私には言ってくれないの?
雪
…!
目の前にスキマが現れ、雪は吸い込まれて行った。
辺りを見回すと、ゲームや本で見たスキマそのものだった。
雪
…なんで邪魔したの。
紫
貴方がこの幻想郷に必要だから、って言ったらだめかしら?
雪
私が必要?
雪は光の無い目で紫を見て笑い、口を開く。
雪
私みたいなゴミが必要?笑わせないで。だったら、そこらの漫画内のキャラ拾った方がましだと思うけど?
紫
はあ、どうして貴方は昔の霊夢そっくりなのかしら?まぁいいわ。とりあえず、ようこそ、幻想郷へ。幻想郷は全てを受け入れるのよ。
「行ってらっしゃい」
雪
ここ…は、魔法の森…?
チルノ
大ちゃん!あっちでおっきい音がしたよ!行ってみよう!
雪
やば、チルノさんは後先考えないから今は会いたくない…!
焦った雪は丁度目の前にあった扉の中に飛び込んだ。
雪
今回はここまでです。
雪
あと雪のアカウント画像どんどん変わります(予想)
雪
じゃあ、また次回!







