〇〇【夢主】
ふぅー…。こっそり来ちゃった…。バレてないかな…?大丈夫かな…?
どうやって誤魔化したのかと言うと、今日も機嫌が悪いから休むと言って、その間に身だしなみを整えて、メメントリのアイコンをタッチして、こっそり遊戯部に来た。
〇〇【夢主】
青終高校は最高だね!私にとっては安心出来る学校だよ!特別支援学校は安心出来ないから、本当に大違いだよ!
それから私はずっと遊戯部に居続けた。トイレに行く時、ご飯とおやつを食べる時は一旦帰って、一日中
遊戯部に居続けた。
〇〇【夢主】
ふぅー…。あすたくん達が来る前に片付けといて良かった…。
〇〇【夢主】
この時間になると、
あすたくん達が来るからね…。
あすた
あっ!〇〇ちゃん!
〇〇【夢主】
あすたくん!待ってたよ!
そろもん
やっほー!〇〇!
〇〇【夢主】
そろもんくん!
じおる
こんにちは!〇〇さん!
〇〇【夢主】
じおるくん!
あすた
今日は何してた?
〇〇【夢主】
私は…えーと…ずっと部屋に引きこもってたよ…。
あすた
今日も学校休んじゃったんだ…。
〇〇【夢主】
あの…その…ずっと部屋にいたの…。
あすた
今日もずっと部屋にいたんだ…。〇〇ちゃんは何でいつも学校に行かず、ずっと部屋に引きこもってるの…?
〇〇【夢主】
私は小さい頃から人との関わりが苦手で、人との会話も苦手なの…。人との関わりと会話が苦手なせいで、人見知りになっちゃったの…。
〇〇【夢主】
前にも言ったように、学校行くのが嫌だから、部屋に引きこもっちゃうの…。
あすた
そうなんだ…。〇〇ちゃん…実は〇〇ちゃんと同じく人見知りなんだ…。
〇〇【夢主】
えっ…?あすたくんも人見知りなの…?
あすた
うん…。俺なんかは知らない人を見ただけでバグってしまうから…。
〇〇【夢主】
そうなんだ…。私が遊戯部に来た時でもバグってたからね…。緊張しい一面が出て、震えてたからね…。
あすた
俺は人見知りで緊張しいだけじゃなく、実はプレッシャーに弱くて人前が苦手な所もあるんだよ…。
〇〇【夢主】
なるほどね…。あすたくんも私と似ているね…。だって私も同じく人見知りで人前が苦手だから…。
じおる
あすたくんと〇〇さんは似た者同士って事ですね…。
そろもん
確かに似た者同士でもあるんだな…。あすたと〇〇…。
〇〇【夢主】
じおるくんとそろもんくんは私と似てる所って無い?
そろもん
似てる所?そうだな…うーん…色々やらかしてしまう所かな…?
じおる
似てる所ですか?そうですね…えーと…よく言われている事がある所ですかね…?
〇〇【夢主】
そろもんくんは色々やらかしてしまう所?確かに似てる…。
〇〇【夢主】
私の場合、かんしゃくを起こして怒りながら、色々やらかしてしまうからね…。
そろもん
俺の場合、遅刻とか忘れ物とか色々やらかしちゃうからね…。
〇〇【夢主】
私並みの問題児じゃん…。
〇〇【夢主】
それで、じおるくんはよく言われている事がある所?それじゃあ、じおるくんはなんて言われた事あったの?
じおる
「質問が面接みたいだね」って言われた事がありました…。それがよく言われる事ですかね…?
〇〇【夢主】
じおるくんは普段から敬語で話してるからね…。それでよく「質問が面接みたいだね」って言われるんだ…。
〇〇【夢主】
私なんかは意地悪な先輩達からはよく「社会のがらくた」「社会のクズ」「社会のゴミ」ってめちゃくちゃ酷く言われるからね…。
じおる
意地悪な先輩達は〇〇さんに対して、そんな酷い悪口を言ってるんですね…。
じおる
〇〇さんにも社会で生きる価値が絶対にあるのに最低ですね…。
そろもん
そうだよな!酷いよな!きっと俺よりすごいかもしれないのに酷いよな!
そろもん
俺なんかはよく人に嫌われる社会不適合者だから!
あすた
そうだよね!酷いよね!
〇〇ちゃんの事をまるで除け者扱いしてるようなもんだから!仲間外れにしてるようなもんだから!
〇〇【夢主】
うん…。本当にその通りだよ…。私は昔から除け者扱いされていたり、よく仲間外れにされていたから…。
じおる
でも、〇〇さんは今こうして遊戯部に来ているでしょう?それはもう除け者なんかじゃないって事ですよ。
そろもん
そうだよ!遊戯部に来て、俺ら元サブメン達と一緒にいる時点で、もう仲間外れにされていないって事だよ!
あすた
じおるとそろもんの言う通り!〇〇ちゃんにはメメントリがいるから、もう一人ぼっちじゃないって事だよ!
あすた
だから、もうそんなにネガティブにならないで!
〇〇【夢主】
うん…。分かった…。私は少しネガティブになり過ぎたかも…。
〇〇【夢主】
(あすたくん達、元サブメン達は私と似ていたんだ…。私もあすたくん達、サブメン達みたいにポジティブになりたいな…。)
私はあすたくん達、元サブメン達は私と似ていたと分かった。
その後、私は「あすたくん達、
元サブメン達みたいにポジティブになりたいな…。」って心の中でそう思うのだった。
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