りうら
あにき…おはよ
最愛の彼女にそう声をかけた
悠佑
お寝坊さんやな
柔らかい優しい声で僕のことを 呼んでくれる
りうら
悠佑
悠佑
作ってあるで食べなよ
りうら
いつもと同じ、幸せな日常
りうら
続くよね
悠佑
りうら
りうら
行きたい場所があるんだ!
今日は七夕だから、二人でいきたい。
悠佑
悠佑
りうら
行こうね!
予定がないことはわかっていたが 一応、いつ行くかは伝えておく
悠佑
知らんのやけど?!
りうら
お楽しみの方がいいじゃん
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
白いアザレアの花のように輝く その笑顔にいつも救われている
りうら
りうら
ことだし!
りうら
悠佑
りうら
ねえ、アニキ 僕、本当に君が好きだよ
だから
りうら
女
イイとこね…
りうら
女
思わない?
りうら
りうら
守るだけですから
女
女
女
報酬ははずむわよ
りうら
りうら
下がってください
女
女
女が下がると同時に銃声が 辺りに響いた
女
りうら
人が多いなぁ
りうら
暗殺者
暗殺者
りうら
敵は10人ほどだ この程度ならすぐ終わる
りうら
僕の愛しの悠佑
悠佑
りうら
悠佑
遅かったけど、
悠佑
大丈夫なん?
君は本当に柔らかくて甘い。
りうら
心配なんていらないよ
りうら
朝、言ってたとこ行こう!
悠佑
悠佑
りうら
とこだから大丈夫だよ
悠佑
じゃあ行こうや!
りうら
僕らは準備してある場所まで 向かった
悠佑
りうら
僕らが初めて出会った場所
悠佑
くれたんやな
りうら
りうら
忘れようとしても 忘れられないのだから
りうら
悠佑
りうら
知ってる?
悠佑
分かっていた返答を聞く
りうら
教えてあげるね
悠佑
りうら
りうら
織姫と彦星が会える日
悠佑
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
りうら
りうら
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
りうら
一緒に死ぬのが夢なんだ
りうら
似合うこの綺麗な場所を
選んだんだ!
りうら
僕はただ君と一緒に死にたいんだ
りうら
悠佑
悠佑
悠佑
生きていたいんや
りうら
どうして? 死ぬ以上に幸せなことなんて……
悠佑
生きていくから
悠佑
りうら
悠佑
もうソレは動かん
悠佑
ただのゴミに成り果てる
りうら
アニキは……もしかしたら
悠佑
りうらと生きて
悠佑
……一緒にいたいのは同じだよ
悠佑
してないこと、
悠佑
あぁ、そっか
りうら
悠佑
僕はただ君の白いアザレアの笑顔を 守っていたいだけだったんだ
りうら
悠佑
悠佑
りうら
悠佑
髪をわしゃわしゃされた だけどなんだかあったかい
悠佑
りうら
りうら
りうら
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
りうら
ああ、幸せで世界が溢れていく
りうら
愛が溢れてやまない
悠佑
悠佑
悠佑
キレイでなくても君は可愛くて バラのように美しい
りうら
全部ほっぽりだして
りうら
もうあんなとこに従いたくない
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
りうら
悠佑
なんでもできる!
悠佑
二人でいっぱいしよや!
りうら
無理だ、アソコから逃げるなんて それに…
りうら
汚れちゃってるのに
悠佑
悠佑
りうら
りうら
りうら
悠佑
ないとでも言いたいん?
生きる権利すら持ってはいけない のかもしれない
りうら
りうら
ないんだよ
りうら
りうら
悠佑
同じや
りうら
悠佑
死にたくて
悠佑
出会ったんや
悠佑
救われたんや
りうら
悠佑
悠佑
人生が楽しくなった
悠佑
不安やったけど
悠佑
悠佑
同じだ。僕も同じだった。
りうら
りうら
りうら
りうら
従わなきゃ、いけなくて
従えない指示がでたとき、 僕はどう動けばいいのか わからなかった
悠佑
言われたんやな
りうら
りうら
殺さない
りうら
りうら
思ったんだ
悠佑
りうら
悠佑
怒る要素があるんよ
りうら
殺そうとした
悠佑
りうら
当たり前、だけど、少し本気で 言っていた
悠佑
悠佑
悠佑
幸せになってええんやで
りうら
幸せなのに……?
りうら
僕、僕……死んじゃうよ
悠佑
悠佑
りうら
りうら
悠佑
悠佑
何か惹かれたんやろな
りうら
りうら
りうら
悠佑
悠佑
りうら
悠佑
願おうか!
りうら
悠佑
気持ちが大事なんやよ!
りうら
りうら
悠佑
悠佑
りうら
もしも、本当に願いが叶うなら
悠佑 りうら
いれますように
僕はきっと
悠佑
りうら
悠佑と同じ運命を辿りたい
りうら
りうら