著者
アルハイゼンってさ、カーヴェとは何もかもが真逆じゃん?それはそもそも価値観が180°違うから、互いの理念や考え方が理解できないのは当然だと思う。ただ、アルハイゼンは理解できなくともずっとそばにいるんだよ。本を読みながらだとしても、そばにいてくれるんだよ。勿論共感してくれた方が嬉しい場合だってあるけど、無闇な共感はせずにそっと寄り添ってくれるのは、静かに泣きたい時に染みると思うんだ。
そういうアルハイゼンのさりげない優しさが好きよ。
ちなみに今のは全部妄言です。アルハイゼンが分かりやすい心配なんかするわけないだろ。第一、アルハイゼンが心配しない=この人なら一人で立てるなって判断なんだからそれはある種の信頼とも言えるし、そんなことしないのはカーヴェぐらい。
もしこの相手がカーヴェだとしても、無理に寄り添うと、その場では収まるかもしれないけど絶対後から罪悪感が出てくる。それはアルハイゼンが一番分かってるから、最低限の世話と嫌味だけ飛ばすんだよ。「何をしても態度が変わらない嫌味な同居人」ぐらいの印象じゃないとカーヴェは本心を吐けないから。もしアルハイゼンが誰から見ても分かりやすい心配をしていたら、大抵は敵を欺いて隙をつくるため、もしくはその人に対して興味はあるけど、実力が足りていないと判断してる場合(パイモンやコレイなど)ぐらいかな。まぁ(他人から見て)超無関心な男に心配されたら逆に怖いけどね…
