敦也
えっ?
七海
本当に、
......いや、
何でもない。
......いや、
何でもない。
敦也
えっ、あっ、
そう......
そう......
敦也
怪しい
七海
?
何か言った?
何か言った?
敦也
いーや、
何も......
何も......
敦也
......
七海
ねぇ。
どうしたの?
どうしたの?
敦也
心配しないんだ......
敦也
七海は......
七海
えっ......
七海
......
敦也
七海は、
本当に、
本当に、
敦也
いや、
人じゃないだろ?
人じゃないだろ?
七海
なにが?
七海
なにいってるの?
敦也
早く出ていって......
七海
あっ、うん......
敦也
......
敦也
なんでだ!?
敦也
俺、攻めたつもりないのに
あんなこといっちゃった。
あんなこといっちゃった。
本当に、俺、 何してるんだろう??
敦也
七海......
ごめん。
ごめん。
七海
大丈夫だよ。
気にしないで。
気にしないで。
七海
あっちゃんが、
悪いんじゃないから。
悪いんじゃないから。
敦也
うん......
敦也
本当に、ごめん......
七海
えっ、えっとー。
七海
話してもいい?
敦也
えっ?
うん。
うん。
七海
誰にも、言わないでね。
敦也
うん。
七海
私は、吸血鬼なの......
敦也
えっ......
敦也
本当?
七海
うん。
七海
だから、
実は、
12歳で、成長は、
止まってるの。
実は、
12歳で、成長は、
止まってるの。
敦也
みうをやったのって?......
七海
私じゃない。
七海
お母さんなの。
七海
あなたのね
七海
嘘じゃないの。
敦也
俺のお母さんが......?
七海
そう。
七海
だから、敦也
貴方を、殺さないように、
離れていたの。
貴方を、殺さないように、
離れていたの。
敦也
そんなはずない。
敦也
そんなことは............
敦也
いやぁー!!
敦也
お母さんのところ行きたい!!
七海
ダメ!
落ち着いて!!
落ち着いて!!
七海
それなら、私と、行こうか
敦也
えっ?
七海
だから、行こうって。
敦也
何で、吸血鬼なのに、
七海は、人を襲わないの?
七海は、人を襲わないの?
どうして、気づかなかったんだろう バカだ!
七海
私は、そんなこと
しない。
しない。
七海
するんだったら、
今頃、敦也を殺してる
今頃、敦也を殺してる
敦也
そう、だよね。
七海
だから、私を信じて。
お願いよ。
お願いよ。
敦也
わかった。
七海
敦也のお母さん?
七海
大丈夫、
連れていけるわ
連れていけるわ
敦也のお母さん
あらー?
本当??
本当??
七海
本当だよ。
七海
すんなり、
信じてくれた。
信じてくれた。
敦也のお母さん
全くねぇ。
敦也は、変わってないのね
敦也は、変わってないのね
七海
みたいね?
七海
楽しみ?
敦也のお母さん
えぇー、
もちろんよ!
もちろんよ!
七海
七海
至福の時が、
待ち遠しいですね?
待ち遠しいですね?
敦也のお母さん
えぇ、
そうね?
そうね?
七海
じゃあ、
一旦終わりますね
一旦終わりますね
敦也のお母さん
わかったわ。







