私には覚えている 友達がいた
それは大島かほ と大葉巧
二人はいまでも仲がいい
私のことは覚えているだろうか?
委員長
困ったことでもあった?
私
なんで?
委員長
困った顔してたから
私
別に困ってないよ
かほ
どうしたの?
巧
なんかあった?
委員長
ううん
なんでもない
なんでもない
私
(覚えてるかな?)
かほ
あ!
私 大島かほ
私 大島かほ
巧
俺は大葉巧!
かほと巧
よろしく!
私
うん
よろしく
よろしく
さくがこっちを見る
さく
...
ふんっ
ふんっ
私
何よ
委員長
ごめんなさい
委員長
悪気はないの
いつもああやって
一人でいるの
いつもああやって
一人でいるの
巧
なんか一匹狼みたいな?
私
そうなんだ
委員長
でも(私の名前)の前では
いつもと違うんだ
いつもと違うんだ
かほ
そうなの
私
へー
昼休み
私はよく旧校舎で図書委員 の仕事をしている
誰もこないから本読むだけだけど
私
ん?あれは
さく?
さく?
私
何してるんだろう
さくはメガネをかけて本を 読んでいた
私
まぁ、いっか
私
本読も
さく?
あっ!
私
何?
さく?
(私の名前)だよね?
私
うん
そうだけど
そうだけど
さく?
やっぱりだ~
私
さっきも会ったじゃんさく
さく?
ん?...
あっ、そっだっけ?
あっ、そっだっけ?
私
何言ってるの?
さくはいつもと違うくて 無邪気な子供?みたいだった