咲凛
乃羽〜!
かーえろっ!
かーえろっ!
乃羽
うん!いいよ〜!
埜木先生
あー葉苗!
埜木先生
運んで欲しい資料があるんだけどいいかな
乃羽
え、あ、はい
咲凛
埜木ちゃん〜乃羽を雑用として扱わないで!
埜木先生
しょうがないだろ笑
いい所に生徒会役員がいるんだから笑
いい所に生徒会役員がいるんだから笑
乃羽
別に問題ないですよ笑
その資料はどこからどこに運ぶんですか?
その資料はどこからどこに運ぶんですか?
埜木先生
あぁ、資料は職員室の俺の机に置いてある。
埜木先生
それを別館の資料室に持ってって欲しいんだ
咲凛
別館って、地味に遠いじゃないですか!
埜木先生
関戸が運ぶわけじゃないだろ笑
咲凛
でも可愛い可愛い乃羽ちゃんがそこまで遠いとこに重い荷物を運ばせるなんて人としてどうかしてるよ〜
乃羽
咲凛いいから笑
埜木先生
悪いな笑
乃羽
いえ!じゃあ咲凛またあしたね!
咲凛
乃羽〜、
埜木先生
運んで欲しい資料はこれだ
ドサッ
乃羽
う、うわあ、
埜木先生
何引いてんだよ笑
埜木先生
まぁよろしくな
埜木先生
別館の鍵は渡しとくから
乃羽
あ、はい!ありがとうございます
乃羽
おっも、、
すると急に手元が軽くなった
乃羽
え?
恭平
これ、どこまで運べばいいん?
乃羽
た、高橋くん、!
乃羽
あ、別館の資料室まで、
乃羽
でも重いでしょ?
いいよ!私運ぶから!
いいよ!私運ぶから!
恭平
いや重いからこそ男子が運んだ方がええやろ笑
乃羽
え、あ、ありが、と、
何故か高橋くんがいつもよりもかっこよく見えた
と言ってもすれ違うくらいで話したのは今日が初めてだけど、笑
恭平
────
乃羽
─────!
恭平
─────笑
恭平
てか別館に繋がってる渡り廊下ってどこだっけ
乃羽
えーっとあ、もうちょい行ったとこの階段降りて少し真っ直ぐに行ったとこ!
恭平
よく分かるな笑
恭平
この高校ってなんか迷路みたいやん?笑
乃羽
あー分かるかも笑
乃羽
でも生徒会室行く時に別館行かないとだから笑
恭平
葉苗って生徒会だっけ
乃羽
そうだよ〜!
恭平
へぇ〜、
乃羽
興味なさそうじゃん笑
恭平
そうんな事はないで笑
乃羽
てか前から思ってたんだけど
乃羽
高橋くんって関西出身なの?
恭平
あぁ、大阪出身
乃羽
へぇー!私関西行ってみたいんだよねー!
恭平
、、今度実家帰るんだけど
恭平
葉苗も来るか?
乃羽
え!行きたい!
乃羽
あれ高橋くんって一人暮らし?
恭平
そうだけど
乃羽
すご!
恭平
そんなか?笑
乃羽
うん!笑
恭平
そっかそっか笑
恭平
、、てか、さ
乃羽
ん?
恭平
葉苗、って好きな人とかいるん、?
乃羽
好きな人?
乃羽
いないよ〜笑
乃羽
私あまり男子と話さないし笑
恭平
そっか笑
乃羽
そういう高橋くんは?
恭平
えっ、?
乃羽
だから好きな人!いるの?
恭平
、、さーね笑
乃羽
え!酷!
乃羽
いるかどうかだけ教えてくれたっていいじゃん!
恭平
だってもしいたとしたら絶対問い詰めてくるやん笑
乃羽
そんなことしないもん!
、、多分
、、多分
恭平
多分なんや笑
乃羽
まぁいいから!
いるかいないかだけ!
いるかいないかだけ!
恭平
、、いる、
乃羽
え!うそ!いるの?!
ザワザワ
うそ、恭平くん好きな人いるの、
ショック〜、
恭平
ちょ、葉苗声でかい!
乃羽
え、あ、ごめん、
恭平
あー、もー!早く別館行くで!
乃羽
あ、うん!
※昼間です
恭平
、、えっ、と、
乃羽
ん?
恭平
ここ、別館であってるんよな、?
乃羽
うん?そうだけど
恭平
怖くねーの?
乃羽
んー1人だと怖いかな〜
乃羽
生徒会室行く時いっつも庶務の人と行ってるから大丈夫なんだよね〜笑
恭平
今、は、?
乃羽
今?
乃羽
今は高橋くんがいるからいつもよりは安心感はあるな〜!
恭平
え、まじ、?!
乃羽
うん!笑
乃羽
庶務の子女の子だから笑
恭平
あ、そゆこと、ボソッ
乃羽
なに?高橋くん怖いの?笑
恭平
は!こ、怖くねーし
乃羽
ふふっ笑
恭平
、、んだよ、笑
乃羽
いや笑
いつもクールな高橋くんにも可愛いとこあるんだなーって笑
いつもクールな高橋くんにも可愛いとこあるんだなーって笑
恭平
うるせっ
乃羽
はーい鍵開けたから行こー?
恭平
あ、ちょ!
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