【番外編】鬼のいなくなった世界で
不死川実弘
今日の捜査はこいつだ
佐々木桜那
えっ…この子って高校生ですよ
不死川実弘
近所から苦情が来てんだよォ…
不死川実弘
こいつが不法侵入したり危険な行動をしたりよォ
佐々木桜那
ええっ…
彼は警察官の不死川実弘さん。
そして私は彼の下で見習い人として働かせてもらっている、佐々木桜那だ
不死川実弘
そこの高校生だっつーから見回りに行くぞォ
佐々木桜那
わかりました!
街の平和を守るのが警察官の役目 少しの秩序の乱れが大きな乱れとなる
それを見逃してはいけないのが警察官だ
佐々木桜那
あああーーっ!!
不死川実弘
なんだァ!?
佐々木桜那
あの子供、アイス落として泣いてますよ!
佐々木桜那
どうしますか!?
不死川実弘
はァ?んなのほっとけ!
佐々木桜那
ほっとけませんよ!
不死川実弘
ったく…!
たまに同期の人に言われるのは、振り回されてるのは私ではなく実弘さんの方だと。
そんなつもりはないんだけどな〜
佐々木桜那
今日もお疲れ様でした!
誰もいなくなった職場に、実弘さんに挨拶をする
不死川実弘
おう、先帰んのか
佐々木桜那
だって実弘さんの分のご飯も作らなきゃいけないし!
不死川実弘
それは嬉しいなァ
私たちは影でお付き合いをしている
2人きりのときは、仕事中では絶対に見せない態度だ
不死川実弘
こっち来い
佐々木桜那
え
不死川実弘
飯はいつだって一緒に作れんだろ
佐々木桜那
まあ、確かに…
実弘さんの近くに行く
不死川実弘
よく頑張ってんなァ、お前の小さな問題でも解決しようとする姿勢俺はずっと見てるからな
佐々木桜那
えへへ、ありがとうございます!
佐々木桜那
これからも頑張ります!
不死川実弘
おう
実弘さんは私を抱き寄せる
不死川実弘
好きだ
佐々木桜那
私も!笑
実弘さんはどこか懐かしいと思う人だ
きっと「記憶の遺伝」に近いのだろうか
私は前世にも、実弘さんと同じような人に出会っているのかもしれない
そう考えると嬉しくて。 この当たり前に来る夜を小さく噛み締めた






