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東 徳家
埼藤 晶
東 徳家
東 徳家
埼藤 晶
埼藤 晶
埼藤はそう言い捨てると、足早に人混みの中に消えていった。その背中が、まるで逃げるように見えた。俺は、そんな埼藤の背中を、しばらくの間、見送っていた。
東 徳家
俺は、この街に一人残され、夕暮れの空を見上げた。 埼藤が去った方向とは逆へ、俺はゆっくりと歩き出した。革ジャンが、夕風に少しだけ肌寒く感じた。
東 徳家
ふと、ポケットの中で何かが冷たい感触を伝えてきた。指先でそれを確かめると、それは見慣れた三日月のピアスだった。鈴を付けて埼藤に送ったものだ。俺はそれを指先で転がしながら、小さく笑みを漏らした。
鈴を付けたのは埼藤に目印を付ける為 俺達が再会で来たのはこの目印のお陰だった
東 徳家
そう思うと、自然と足取りが軽くなった。この恋を、諦めるつもりは毛頭ない。だって、俺の「姫」は、まだ俺に気づいていないんだから。
コメント
3件
わあ、第8話お疲れ様です……! 東side、めちゃくちゃ好きです。晶くんの「着いて行かせてた癖に」って心の声、グッときました。素直じゃないけど、昔からずっと目で追ってたんだなって伝わってくる……。 あと、鈴付きピアスで再会できた展開、運命的で胸が熱くなります。ラストの「俺の『姫』は、まだ俺に気づいてない」って台詞、東くんの執着と一途さがにじんでて最高でした。続き、気になります〜!