修也
まったく、散々な目に遭ったよ
緋織
ディストピアには
こういうのは無かったのか?
こういうのは無かったのか?
修也
攻めて来る奴らは雑魚ばかりだったし、
僕が捕まるなんて失態は犯していなかったから
僕が捕まるなんて失態は犯していなかったから
緋織
なら初めてだな
修也
、、そうだね、こんなミスは初めてだ
修也
此方に来て少したるんでいたみたいだ、
身を引き締めないと
身を引き締めないと
緋織
修也、あまり無理はするなよ
修也
、無理?なんで?
修也
今は戦だよ?
緋織
、、
修也
、、緋織も、長年此処にいて
気がたるんじゃっているみたいだね
気がたるんじゃっているみたいだね
修也
でも仕方がないとも思うよ、
だって此処はディストピアと比べて平和だし、
植物や生き物も景色も、全てが綺麗だし
だって此処はディストピアと比べて平和だし、
植物や生き物も景色も、全てが綺麗だし
修也
でも此処は僕達の敵が住んでいる世界だ
修也
何時何処から誰にどうやって狙われるか
分からない、だから油断なんてしたら駄目なんだ
分からない、だから油断なんてしたら駄目なんだ
修也
それで死んじゃったりなんてしたら、
ディストピアはどうなるの?
ボスや他の仲間の負担になるだけだよ
ディストピアはどうなるの?
ボスや他の仲間の負担になるだけだよ
緋織
、、そうか
緋織
無神経なことを言って悪かったな
修也
、、ううん、僕もごめん
緋織
、、帰るか
修也
うん
??
少し待ってくれないかい?
修也
、?!
緋織
、?
緋織
修也、修也にそっくりな奴が居るぞ
修也
、、うんまあ俊治にそっくりな奴も居たし、
想像はしてたけど、、
想像はしてたけど、、
修也
君、なんて名前?
??
私かい?
太宰
私の名は太宰治、近くの道の
一角にある探偵事務所の社員さ
一角にある探偵事務所の社員さ
修也
探偵じむしょ、、?
修也
緋織、解説
緋織
探偵が事件や依頼を受けるための会社だな
修也
ふーん
修也
それで、かいしゃって?
緋織
人が働く場所だな、給料が出る
太宰
、、君は随分と世間知らずみたいだね
修也
そういう君こそ、
なんだいその全身包帯ぐるぐるの体は!
なんだいその全身包帯ぐるぐるの体は!
修也
変に目立とうとしてるとしか
思えないんだけど!
思えないんだけど!
太宰
包帯は体の一部さ
太宰
そういう君こそ、
顔に包帯を巻いているじゃないか
顔に包帯を巻いているじゃないか
修也
こ、これは、昔怪我して、、
その後遺症で、、、
その後遺症で、、、
修也
というか君僕らに何の用さ!
太宰
ちょっと興味が会ってねチラ…
緋織
、、?
太宰
まあ一先ず私の探偵社にでも
着いてきてくれたまえ
着いてきてくれたまえ
修也
誰が君なんかに、、
緋織
行くぞ修也
太宰
、!
修也
は、はあ?!
修也
何言ってるの緋織!
さっきも言ったでしょ?!
この人が敵かも分かってないのに、、
さっきも言ったでしょ?!
この人が敵かも分かってないのに、、
緋織
勘だ
修也
え、、
緋織
修也、きっとこの人は大丈夫だ、
俺の勘が言っている
俺の勘が言っている
修也
全く君は、、、
修也
分かったよ、ついて行くよ
太宰
、随分と仲がいいみたいだね
緋織
友達だからな
太宰
、、そうかいニコッ
太宰
では着いてきたまえ、
探偵社に案内するよ
探偵社に案内するよ