ずっと好きでした…

私はすずみ

私には大好きな幼なじみがいる

でも…

その恋は叶わないのだ…きっと…

✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - -

家

部屋

ガチャ

私は一晩中泣いた

次の日

言えるわけないよ、バカ

休み時間

そう、ため息をついていると頭の上に何か当たった

その紙を開いてみると、中にこう書いてあった

元気ないぞ、なんかあったか？

と

優しいようで、私を傷つけるような言葉だ

後ろをむいてみると

ゆうきがいた

放課後

タッタッタッ

楽しく喋りながら歩いていると

キーホルダーがないことに気づいた

言えるわけないよ

だって

迷惑かけたくないもん…

私は家に鞄を置いてすぐ外にいって

キーホルダーを探した

何分も何十分も

あれは絶対見つける

だって、小さい頃

ゆうきから貰ったものだもの

ゆうきは私にニッコリ微笑んで

プレゼントしてくれた

大切なものだもの______

一生懸命探していると

見覚えのある靴が見えた

上を見てみると

ゆうきの顔があった

夢だろうか？

幻だろうか？

ううん、そんなこと関係ない

で、でも

ここで、見つかったらゆうきを

傷つけちゃう…

どうしよう…

そう考えていると

ゆうきがこういった

と

そういうと彼は一瞬時間が止まったかのように、彼も止まった

やっぱり、傷つけちゃったんだ

なんで？

どうして？

貰ったやつをなくしたのに

なんで、一緒に探してくれるの？

優しすぎるよ…

彼のさっきまで必死だった顔が

美しい笑顔に変わった

帰り道

あ、そっか

いくら、ゆうきのことを好きになっても

ゆうきには好きな人がいるんだ

スタスタスタ

彼の後ろ姿が

いつもより、かっこよく見える

学校

え？告るの？

嫌だよ…

タッタッタッ

昨日までかっこよく見えた後ろ姿が

今では切なく見える

家

私は思いっきり泣いた

涙が止まるまで泣いた

次の日

さい…ご…まで？

ダメ…行かないで

このままじゃ…

いや！そんなのいや！

放課後

ついにこの時が来た

この時がいつか来る

そう思って覚悟してたのに…

胸がすごく痛い…

けど、私の大切な大好きな人が幸せ

に…なれるなら

これでいいんだ！

最後まで、ゆうきを応援しなきゃ！

バン！

ここで私の恋は終わった…

悔しいけど、これでいいんだ

じゃあね

私の

初恋の人…