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匿名希望
クラーク
クラーク
クレイグ
クレイグ
クレイグ
視線を上にあげる
テレビの上に壁掛け時計がある。 至ってシンプルな 白色と黒縁のアナログ時計だ。
時計は午前11時36分を示す。 朝とも昼ともどっち付かずな 中途半端な時間帯だ。
だが、DMでやり取りをする前は確か…… 8時〜9時頃だった筈。
そんな長時間のやり取りに対して 驚きが隠せなかった。
クレイグ
クレイグ
クレイグ
それから俺は昼飯を食う
待ち合わせは確か午後5時。 もう少しゆっくりしていても 問題は無さそうだ。
動画配信サービスで暇を潰す事にした。
クレイグ
さっきまで動画を見ていたPCには 現在時刻が出ている。 どうやら3時を回ったらしい。
クレイグ
午後3時25分 クレイグ宅玄関前
クレイグ
クレイグ
クレイグ
ガチャ────
パタン……
静かに扉を閉め、鍵をかける。
俺は愛車に乗って 待ち合わせ場所まで向かう。
日が傾き始めると、走っている方角から夕陽が激しく突き刺さる。
俺は運転席に光が 直接当たるのが苦手だ。
運転席側のサンバイザーを下げ、目的地へ黙々と運転を続ける。
クレイグ
クレイグ
クレイグ
俺は色々な考えを巡らせつつ 目的地へ向かう。 気が付けば喫茶店が見えてきた。
相変わらず狭い駐車場と 真新しい建物が一つ。 ここが目的地だ。
クレイグ
クレイグ
なんて文句を言いながら車を止める。
午後4時42分
待ち合わせの喫茶店前
クレイグ
ギィィ────
扉は引くタイプだ。 引いたと同時にドアに掛かっている鈴がチリンチリンと鳴り出した。
いらっしゃいませー!
いらっしゃいませー!
四方八方から店員の挨拶が 聞こえてくる。
昔はこんなに騒がしくなかったな……と思い出に浸りながら、カウンターへ足を進める。
店員
俺は店内をキョロキョロと見渡す。 まだアイツは来ていないらしい。
クレイグ
店員
クレイグ
店員
クレイグ
店員
俺は軽く会釈した。
珈琲は決まって 「カフェラテ」を注文している。
特にここのカフェラテは絶品だ。 甘みもありつつ苦味が癖になる珈琲ってのは、本当に美味いものがある。
クレイグ
店員
クレイグ
店員
あぁそうだ。 先に店に着いた事を連絡しておくか。 時間まで10分近く余裕があるが、軽く急かしてみるか。
クレイグ
クレイグ
クレイグ
俺はアイツが来るまで 珈琲片手に新聞でも読むとしよう。 先程店の入口に置いてあった新聞を1つ拝借してきたのだ。
クレイグ
クレイグ
クレイグ
クレイグ
クレイグ
そう、俺は所謂 「ライター」というものをしている。
ライターというのは、記事を書く人の事だ。色々な場所からネタになる情報を入手し、それを記事に書き上げ、ネットに投稿し、拡散してもらう。
その収益で生活するのがライターだ。
基本的には、好き嫌い関係なしにネタになるものならば片っ端から書き上げる。
しかし、俺がそういうのを 書く気がないだけだ。 偏見まみれの記事は 誤報道に繋がる可能性が生じる。
そして最終的な飛び火は 記事を作ったライターに飛んでくる。
要するに《炎上》だ。
炎上商法なんて言葉はよく耳にするが、俺は嫌いだ。批判的な意見が殺到する中それでも仕事を続けたいかと問われれば、俺は断固拒否する。
4時57分
ロバート
クレイグ
クレイグ