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雨の降る夜
きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ
マリア
マリア
私は、1階に降りた
マリア
私は、愕然とした
瞳に映すのも拒否してしまうような無惨な姿で倒れているお母さん
壁に貼り付けられるように吊るされている お父さん
マリア
残虐すぎて、見ていられなかった
すると、奥から血塗れの男が歩いて来た
マリア
マリア
マリア
男は、不敵な笑顔を浮かべた
段々此方に歩み寄っているようだ
マリア
男は、歩みを止めない
マリア
その時
男が、鞄からスプレーを出し
何かを、私に向け噴射した
マリア
私は、意識を失った
意識を取り戻すと
私は、見知らぬ部屋に居た
謎の男
マリア
謎の男
謎の男
謎の男
謎の男
謎の男
謎の男
マリア
マリア
怒りの眼で見つめるが
男には、刺激にはならないようだ
謎の男
謎の男
マリア
マリア
謎の男
謎の男
謎の男
謎の男
謎の男
謎の男
謎の男
謎の男
謎の男
男が窓を開けると
マリア
謎の男
謎の男
謎の男
私は、少し悔しい顔を見せた
謎の男
謎の男
マリア
謎の男
謎の男
マリア
私は、殴られ蹴られ叩かれ
暴言を吐かれた
謎の男
マリア
謎の男
マリア
謎の男
マリア
これが永遠に続くのかと考えると
幾ら心と身体があっても
いつか絶えるだろう
絶望に浸る心は、思考を奪った
その後も
性的暴力
暴言、暴行
ご飯は、全くと言っていい程貰えず
段々、痩せ細って行った
そろそろ、限界が近づき、ストレスも蓄積した時
マリア
その時
痩せ細ったからか
手錠から手がスっと抜けたのだ
マリア
昨日の雨音は止んだので、外はどうなっているのか
気になった
男は、今居ない
そうだ
窓を開けよう
窓を開けた瞬間
清々しい空気が、部屋に流れた
マリア
その時
太陽が雲から出て来て
森の木漏れ日が私を照らした
涼しくも温かい、不思議な間隔だ
私は、ベットに寝転んだ
マリア
マリア
マリア
今、母親の優しい声が聞こえたような
マリア
今、父親の温かい声が聞こえたような
さあマリア
私達の元においで
マリア
マリア
木漏れ陽は、私を迎えに来たんだ
行かなくちゃ
待っててねお母さん、お父さん
今行くからね
私は、木漏れ日の光に乗って
天高く、昇った
その日
森の中にある地下室で、少女の遺体が発見された
少女は、頬を濡らし
安らぎの笑顔を浮かべていた
まるで
森の木漏れ日に微笑んでいるようだった
木漏れ日の下の監禁部屋 ーendー