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〜中学3年生の頃〜 俺は中1からずっと好きだった『高澤麗華(たかざわ れいか)』と中2の冬やっとの思いで付き合えた。
高澤 麗華(たかざわ れいか)
中3 立花 龍斗(たちはな りゅうと)
下校は毎日彼女の家まで送って行っていた。彼女の家への片道だけで自分家から学校までの往復の距離になる。部活終わりに送って行ったりする時は、毎日クタクタだった。それでも彼女を毎日家まで送り届けていた。そのくらい好きだった。
高澤 麗華(たかざわ れいか)
中3 立花 龍斗(たちはな りゅうと)
公園は彼女の家より遠く、正直キツかったのだが、それでも彼女といる時間が増えるのは嬉しかったし、何より彼女の楽しそうな顔や喜んだ顔が大好きだった。
公園に着くといつものように談笑した
そして、いつものようにキスをした。 初めてキスをした場所もこの公園だった。初めて大人なキスをしたのも。
高澤 麗華(たかざわ れいか)
中3 立花 龍斗(たちはな りゅうと)
高澤 麗華(たかざわ れいか)
そして麗華は俺の頭を撫でた。
中3 立花 龍斗(たちはな りゅうと)
高澤 麗華(たかざわ れいか)
今思えば、麗華から俺の事を好きだと言ってくれたことは1度もなかった。
そして、俺達にはいつも一緒にいる、 所謂(いわゆる)イツメンというものがあった。
俺と麗華とあと一人、赤羽 圭吾(あかばね けいご)という奴。この3人でいつも一緒にいた。
学校も、移動教室も、休みもデート以外はずっと3人でいた。
そしてある日、俺達は俺の家で宅飲みをしていた。その日は両親がいなくて、俺達は子供だけだった為好き放題出来た。
皆で合計で15本以上の缶を開けていて、みんなベロンベロンに酔っ払っていた。
俺は限界を超え、自分の部屋に行って2人より先に寝ることにした。
どれくらい寝ていただろうか、 時計を見るとAM4時45分。夜中と言うべきなのか、朝方と言うべきなのか、そんな中途半端な時間だった。
中3 立花 龍斗(たちはな りゅうと)
まだ酔いが覚めていなくて具合がすこぶる良くなかった。
中3 立花 龍斗(たちはな りゅうと)
そして、自分の部屋から出て、リビングの扉を開けようとした時、
え?と思うような音と声が聞こえてきた。
パンっパンっパンっ…
高澤 麗華(たかざわ れいか)
高澤 麗華(たかざわ れいか)
赤羽 圭吾(あかばね けいご)
高澤 麗華(たかざわ れいか)
赤羽 圭吾(あかばね けいご)
赤羽 圭吾(あかばね けいご)
高澤 麗華(たかざわ れいか)
赤羽 圭吾(あかばね けいご)
高澤 麗華(たかざわ れいか)
赤羽 圭吾(あかばね けいご)
高澤 麗華(たかざわ れいか)
酔いが一気に冷めて、頭が真っ白になった。
どうゆう事だ、。
ここから先は思い出したくない。
麗華は俺と付き合ってすぐから圭吾とそういう関係になっていたらしい。
あの時の麗華の声が今でも頭の中で聞こえる。俺には1度も言わなかった圭吾に対しての『好きだよ』というセリフが。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
そうだ。あの時から俺は恋愛が出来なくなったんだ。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
けれど今更あんな男も女も興味無い。 元々モテてたし、女を取っかえ引っ変えでも、それはそれで悪くない。
誰とも付き合ってないし、俺から無理強いしてヤッたことも無い。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
俺はそのまま眠りについた。
中三の頃から時が止まっている。 俺の時だけが、ずっと。