SnowMan体調不良集

今にでも消えそうな声で助けを求めると、ふっかさんや阿部ちゃんが体を起こしてくれて、背中をずっと摩ってくれている。

と、さっきより強い力で背中を摩られて、波が来ないはずがない。でも流石にスタジオで横にメンバーや近くにマネジャーさん、スタッフさんがいる中で汚いものを見られるのは嫌すぎる……と、両手で口を抑えた。

吐くどころか、それを拒否しようとする目黒の行動になぜかと阿部は気づき、メンバーや周りにいるマネジャーさん、スタッフさんを追い払った。多分どういう意味か分かったようで、皆目黒のそばを離れた。

今度はポンポンと、背中を叩くと、喉からコポッといった音が聞こえて、そこから勢いよく吐き出した。

鳩尾を軽く押されて、苦しくて、吐き気は蓄積されたものの、余計肩に力が入った。

そう言って背中を上下に少し強めに大きく擦るとこ、歯止めが効かなくなったのか、ポタポタと沢山の嘔吐物が出てきた。

と聞くと、首を縦に振ったのを確認して佐久間達に合図した。そして、寒そうだったから目黒に俺の着てた上着を脱いで、かけた。目黒はぐったりしていて、俺の腕の中に収まって、荒い呼吸を繰り返していた。背中を擦る手は止めず、そのまま質問した。

質問する阿部ちゃんは、いつもより少し声のトーンが低くて多分怒っている。…と思う。

こういう時の阿部ちゃんは、怖い。

めめは、疲れによりその場で寝てしまった。

その後めめは、仕事が早く終わった岩本と阿部ちゃんと一緒に帰り病院に、行くとストレスから来るものだと診断を受け暫く目黒は体を休むまで活動休止となった。