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今宵、何処で紅い華が咲くだろうか。

いいや、咲くんじゃない。

無理矢理にでも咲かせるのだ。

___________________狂った、紅い華を。

Hikaru

……ふぅ、

俺は部屋でただ1人、息を吐いた。

そんな俺はマフィアのボスをやっている 闇の世界の人間だ。

仲間の幹部達がもうすぐ依頼から 帰宅する時間であり、数分もすれば ここに来るだろう。

Hikaru

(暇だな。)

マフィアのボスと言うだけあり、俺は 依頼に向かう事は出来ない。

外に出るのは仲間達を連れて マフィア同士の交流会へと行く時だけ だろう。

依頼に行こうとすれば仲間に止められる。

……そんな話はさておき、自室で資料を 読み込んでいれば扉が叩かれる。

Hikaru

入れ。

入ってきたのは……。

Koji

照兄ただいまー!

Hikaru

……、

Hikaru

おかえり、康二。

俺は一瞬目を見開いた。

衣服や露出した肌が赤く染まった、 5ヶ月ほど前に新人としてこの組に入った 「康二」だった。

Hikaru

依頼は終わった?

Koji

バッチリやで!

この通り元気いっぱいの関西人。 人を笑わせるのが好きらしいが、何故 このマフィアの世界に足を突っ込んだのか疑問に思う。

Hikaru

……まぁ、とりあえずシャワーでも浴びてきなよ。

Hikaru

そんな血まみれじゃ気持ち悪いでしょ?

Koji

ん?

Koji

全然そんな事無いけどなぁ、

Hikaru

そんな状態で居たらまた言われるよ?笑

Hikaru

俺は別に良いけどさ。

Koji

そやなぁ……"しょっぴー"に言われるわ。

Koji

しゃーない、浴びてくる。

「誰が何だって?」

Koji

うわびっくりした!!

Hikaru

翔太、舘さんおかえり。

続いて依頼から帰ってきたのは 「翔太」と「涼太」即ち「舘さん」。

彼らは幼馴染で気が合う為、タッグを 組ませている。

Koji

なんやしょっぴー居ったんかい!

Shota

今帰ってきたばっか。

Shota

てか康二、血付いたんなら早くシャワー浴びろって何回も言ってるだろ。

Koji

今から行くとこやってん!しょっぴーはホンマに血嫌いやな。

Shota

だって殺し屋の血なんか汚いでしょ。だから早く浴びてこいって。

Koji

分かってるって!

翔太はとにかく汚れるのが嫌いで、 血が付くのですら拒む。 (味方の血はまだ良いらしいが。)

Ryota

ほら喧嘩しない。

Ryota

照ただいま。大丈夫だった?

Hikaru

あぁそれは全然……てかそんなに心配しなくたって大丈夫だよ。

Hikaru

俺1人だってそんな簡単には死なないから。

Ryota

そうやって油断してるとまた昨日みたいに襲われるんだから。

Hikaru

過保護すぎだよ笑

Hikaru

まぁありがとう、皆が依頼行ってる間は特に何も無かったから大丈夫。

舘さんは俺の補佐役をしてくれていて、 依頼に出かけていない時はほとんど 俺の部屋に居る。 (康二も翔太もほとんど居るが。)

Shota

あー疲れた寝たい。

Ryota

寝るんなら自分の部屋で寝なよ?

Ryota

ここ照の部屋だし。

Shota

別に良いじゃん、照が襲われた時にすぐ助けれるしさ。

Ryota

いやまぁそうだけどさ……。

Shota

でも依頼また来そうだから寝ようにも寝れないんだよなー。

Hikaru

はは……笑

Hikaru

ごめんな、俺が依頼に行けないから。

Shota

何処にわざわざ依頼こなしに行くボスが居るんだよ。

Ryota

ただでさえ狙われやすいんだから駄目だよ?笑

Hikaru

はいはい、ボスは黙って引きこもってますよーっと。

到底、マフィアとは思えない会話だろうが俺たちにはこれが普通なのだ。

騒がしいくらいの日常が丁度いい。

Hikaru

(さっき読んでた資料片付けないと。)

と、机に手を伸ばした……。

その瞬間だった。

Ryota

……!!、

舘さんがこちらに駆け寄り、俺の体を 地面に屈ませる。

Hikaru

うぉっ、

そして、背後の窓ガラスが割れた。

Ryota

翔太、頼んだ。

Shota

言われなくても分かってる。

Hikaru

(またか……。)

翔太は割れた窓ガラスから外へと 飛び出して行った。

Ryota

照ごめん、怪我は無い?

Hikaru

ありがとう、助かった。

Ryota

今月何回目だろうね。

Ryota

本当によく狙われるね照は。

Hikaru

困ったもんだな。

その時、シャワーを浴び終わった康二が、髪を湿らせて帰ってきた。

Koji

どしたん?って……照兄また襲われたんか。

Hikaru

今翔太が処理しに行ってくれてるよ。

Koji

人気者は大変やなぁ。

Hikaru

嫌な意味で、だけどな。

そして数分後、翔太が帰ってきた。

Shota

さいっっっあく、血付いたし……。

Koji

おかえりしょっぴー。

Shota

ただいま……。

Ryota

処理出来た?

Shota

まぁね。

Hikaru

ありがとう翔太。

Ryota

ほらタオル。

Ryota

翔太もシャワー浴びてきな。

Shota

ん、さんきゅ。

Koji

窓ガラスも強くしなあかんなぁ。

Ryota

銃弾一発で壊れないようにしないとね。

Hikaru

……だな。

Koji

あーそやそや、照兄これ。

Koji

依頼報告書渡しとくわな。

Ryota

あ、俺も。

Ryota

あと翔太もね。

Hikaru

おーありがとう。

Hikaru

…………ん?

Koji

どしたん?

Ryota

もしかして訂正する所あった?

Hikaru

……あ、いや……そうじゃなくて……。

Hikaru

……、

Koji

照兄?

Hikaru

(……この名前……まさか、アイツじゃないよな、)

Hikaru

(いや、そんな訳無い……アイツは3年前に俺の目の前で……。)

Ryota

照ってば!

Hikaru

っ!?

Hikaru

あ、ごめん、

Ryota

どうしたの?

Hikaru

……ちょっと、昔を思い出してただけだよ。

Koji

そうなん?

Shota

ん、何の話してんの?

Ryota

あ、翔太。

Hikaru

昔の話。

Shota

ふーん……。

Hikaru

ほらほら、俺の話はもう良いでしょ?

Hikaru

新しい依頼も来た事だから、また頼んだよ。

Hikaru

気を付けてね。

Koji

はーい。

Ryota

……。

Shota

涼太行くよ。

Ryota

うん。

依頼に行く前……。

Ryota

(照……何か隠してるな。)

Ryota

(でも、多分過去に関わる事だから、変に口出しは出来ないな……。)

Koji

舘さんどしたん?

Shota

照の事だろ。

Koji

あー、さっきの昔思い出してたってヤツ?

Ryota

……うん。

Ryota

何か隠してるなーって、でも過去の事だから変に聞けないかなって思ってさ。

Koji

そやなぁ……。

Shota

ま、その内話してくれるんじゃない?

Ryota

……そう、だね。

Ryota

今はとりあえず依頼に行かないと。

Koji

やな。

Koji

じゃ、俺こっちやから、そっちも頑張ってな!

Shota

気を付けろよ。

Koji

そっちこそな!

Hikaru

……。

Hikaru

……ん……。

Hikaru

……!?、

Hikaru

は、え、なん、で……、?

Hikaru

なんで、生きてるの……?

マフィアパロディ

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