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橘靖竜
さつまいも

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会議室。
点けたままになっているテレビからは、うんざりするほど毎日のように見ている話題が垂れ流されている。
テレビ
テレビ
マネージャー
マネージャーの言葉に溜め息を漏らしつつ、リモコンを使ってテレビを消す。
タカマツ
タカマツ
マネージャー
タカマツ
タカマツ
タカマツ
タカマツ
ふと、その時のこと。
会議室の扉がノックされる。
タカマツ
マネージャー
マネージャー
様子を見るべく、マネージャーが扉に歩み寄る。
そして、覗き込むように扉を開けた。
すると、そこから細身の女性が扉をするりとすり抜けてきた。
黒を基調としたドレス……というべきか。
足元まで黒のストッキングを履いているせいか、黒一色が強調される。
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ユエ
マネージャー
マネージャー
ユエ
ユエ
タカマツ
ユエ
ユエ
ユエ
タカマツ
ユエ
ユエはそう言うと、マネージャーの方へと視線を移す。
ユエ
ユエ
マネージャー
そう言いかけたマネージャーの唇に、ユエはそっと人差し指をつける。
ユエ
マネージャー
タカマツ
マネージャー
タカマツ
タカマツ
ユエ
ユエ
タカマツ
タカマツ
ユエは険しい表情を浮かべるマネージャーに対して、やや優越感を得たような顔を見せる。
ユエ
ユエ
ユエと名乗った女性は、扉の前で深々と頭を下げてから、会議室を出て行ったのであった。
まるで幽霊であるかのように静かに。
後日――。
マネージャーの反対を押し切り、所属事務所には話を通さないまま、指定の廃工場にやってきたタカマツ。
その中に、素人仕事ながら、番組をやるためのセットが組まれていることに驚いた。
セットと言っても、おそらく赦す側とやらと、赦される側やらが座るであろう席、そこに向けられたスポットライトくらいしかない。
最低限の放送ができるといった具合だ。
タカマツが一番乗りだったらしく、まだ相手は到着していないと思われる。
スメラギ
スメラギ
番組側の人間だというタカマツが、A4サイズのファイルを渡してくる。
タカマツ
タカマツが俳優業を廃業するまでに追い詰められた要因。
それは、ある女性2人の告発だった。
タカマツ
タカマツ
モデルのジュンナとは、仕事の打ち上げか何かで出会った。
酒の勢いもあって、そのままお持ち帰りしてしまったモデルだった。
タカマツ
こちらの女優は、とあるドラマでご一緒した。
ドラマ内での配役が恋人役だったこともあり、クランクアップの打ち上げの後、一時的ではあるが交際状態にあった。
関係を持ったのはその頃であり、結局のところタカマツが振る形で交際は終わってしまった。
ホンドウ
もう1人のスタッフらしき男の声と共に、ユエが入ってきた。
ユエ
ユエ
タカマツ
ユエ
ユエ
タカマツ
タカマツ
ユエ
ユエ
ユエ
タカマツ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
タカマツ
ユエ
ユエ
タカマツ
まるで会話が途切れるのを待っていたかのごとく、ホンドウの声が響いた。
ホンドウ
いよいよ、対面する。
タカマツを廃業へと追いやった悪魔と。
タカマツ