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雪村 麻耶🦇🩷 。🦅🖤
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コメント
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え、神? 何、尊
松村……よく頑張ったよ、自分なら多分先に逃げ出してる😭
尊死案件†┏┛墓┗┓†
第二話
『モノトーンに響いたノイズ・後編』
START
樹
廊下に響く樹先輩の声は、確実にこの図書室へと近づいていた
ドタドタという騒がしい複数の足音からして、ジェシー先輩も一緒なのは間違いない
大我
さっきまで余裕そうだった京本先輩が、急に焦り出して俺の制服の袖をぎゅっと掴んできた
上目遣いで必死に訴えかけてくる顔が、信じられないくらい綺麗で、俺の心臓はさっきからうるさいくらいに跳ね上がっている
北斗
俺は先輩の手を引っ張るようにして、図書室の奥にある大型本や画集が並ぶ書架の影へと滑り込んだ
そこは普段から人が滅多に来ない、一番薄暗くて狭いスペースだ
大我
北斗
二人で並んで身を潜めると、お互いの肩と膝がぴったりと触れ合う
学校の有名人とこんな至近距離にいるなんて、数分前の俺なら想像すらしていなかった
先輩の着崩した制服からは、なんだか甘くて爽やかな、柔軟剤のような香りがして、余計に緊張が跳ね上がる
その直後、図書室の引き戸がガラガラと大きな音を立てて開いた
樹
樹
ジェシー
ジェシー
入ってきたのは、やっぱり樹先輩とジェシー先輩だった
二人は入り口のカウンターのあたりを見回している
北斗
いつもならカウンターにいるはずの図書委員長の髙地先輩の姿が見当たらない
どうやら今は本の返却作業か何かで、奥の書庫に入っているのだろう
つまり今、この広い図書室で先輩たちを対応できるのは、俺しかいない
北斗
俺は小さく息を吸い込むと、隣で小さくなっている京本先輩に「ここにいて」と目配せをして、書架の影からすっと姿を現した
北斗
北斗
なるべく冷静に、いつもの「陰キャの図書委員」を演じて声をかける
すると、樹先輩とジェシー先輩が同時にこちらを振り返った
樹
樹
北斗
ジェシー
ジェシー
ジェシー先輩が大きな身振り手振りで聞いてくる
俺はポケットの中で、さっき京本先輩からもらったチョコレートをそっと握りしめた
口止め料をもらった以上、ここで裏切るわけにはいかない
北斗
樹
樹
ジェシー
樹先輩は少し悔しそうに頭を掻きながら、ジェシー先輩を連れて図書室を出て行った
廊下から「次は体育館の方探すぞ!」という声が遠ざかっていく
完全に二人の気配が消えたのを確認して、俺は大きくため息を吐いた
一気に緊張が解けて、足の力が抜けそうになる
大我
背後から、クスクスと楽しそうな声が聞こえた
振り返ると、書架の影から京本先輩が顔を覗かせて、ひょこひょこと俺の元へ歩いてくる
大我
北斗
北斗
大我
大我
先輩はそう言って、俺の顔をじっと覗き込んできた
夕陽が差し込む図書室の中で、先輩の髪や瞳がキラキラと透き通って見える
大我
北斗
大我
大我
悪戯っぽく、でもどこか拒絶を許さないような真っ直ぐな瞳で、先輩は微笑んだ
陽キャの先輩と、陰キャの僕
交わるはずのなかった二人の距離が、放課後の図書室で、ほんの少しだけ重なった瞬間だった
静かだった俺のモノトーンの世界に、鮮やかなノイズが混ざり込んだような、そんな放課後の始まりだった
♡ 💬 待 っ て ま す ⌒ ♪