大橋和也
……………
桃乃さん
分かったら、もう関わらないで
桃乃さん
私と貴方は見える世界観が違うから…
大橋和也
手話は?
桃乃さん
…………は?
大橋和也
🤚で)[僕の名前は大橋和也]
桃乃さん
………え、なに。出来るの?
大橋和也
うん。
桃乃さん
は、いやどうして?
大橋和也
それは………
大橋和也
[僕の親は聴覚障害者
大橋和也
………耳が、聴こえないんだ]
過去
ある日突然。世界が変わった
大橋和也
おはよう
母
………………
いつもは優しい微笑みを浮かべ、
「おはよう」と、言っていた。
大橋和也
母さん?
不思議に思い、肩を叩く。
母
あら、おはよう☺️
大橋和也
………どうしたの。返事しなくなったの?
母
え?何が?
大橋和也
さっき「おはよう」って言ったんだよ
母
あら。本当に?
母
全然聴こえなかったわ。
大橋和也
そう、
大橋和也
自分の声が小さすぎたのかも
母
そうね。和也の声聞き取りづらいし
大橋和也
失礼なこと言われた
母
はいはい。いいからご飯よ
この時はまだ、母の気のせいだろうと
自分の声が小さかったのだろうと、
そう。思った。結構本気で
でも、
明らかに、この考えは違った。
大橋和也
母さん?
母
……………
大橋和也
母さん?
母
……………
流石に不思議に思い、肩を叩いた
母
あら、どうしたの?
大橋和也
それ、手伝うよ
母
ん?どうしたの?
大橋和也
だから、それ手伝うって
母
口動かすだけじゃ分からないわよ
大橋和也
…………………
大橋和也
………聴こえる?
母
ん?だからどうしたの
母
さっきから変よ
変なのはどっちだろう。
嫌な予感が、頭をよぎる。
紙に字を書き、それを見せる
"病院に行こう"と
母
……………え?
母
なんで?
母
私元気いっぱいよ?
"僕はただ口を動かしているだけじゃ無い"
"ちゃんと声に出してる"
母
……………え
母
ちょっと、本当な……
母
ちょっと和也!?
大橋和也
ついてきて。
戸惑う母を強引に連れ出し、
病院へと、足を運んだ。
医師
[子供さんの予想通り、
医師
親御さんは耳が聞こえない病気にかかっています]
母
………………嘘…
大橋和也
先生。今のって………
医師
手話です。
医師
あまり私も完璧には出来ませんけど
医師
親御さんとの会話方法はこれぐらいしか………
だから自分は
手話を覚えた。
大橋和也
[だから]
大橋和也
[大体出来る]
桃乃さん
…………そうなんだ。
大橋和也
[これで、会話もできる。]
大橋和也
[心配はことは何一つない]
大橋和也
[これからも、近くにいていい?]
桃乃さん
……………
桃乃さん
分かった。
桃乃さん
改めてよろしくね。
桃乃さん
[おかしな高校生諸君]
大橋和也
[そこだけ手話やめて]
桃乃さん
[使えるものは使わないと]
大橋和也
^ ^
桃乃さん
^ - ^
知らない貴方が増えた。
そうだとしても……
その全てを自分は受け入れる。
貴方と居るために…






