ーーーー年末スペシャル!
30日 午後夜9時!
ユキナ
ユキナ
ユキナ
ユキナ
私は今年、なんとか大手おもちゃ会社に入社した。
まだ本格的な仕事は任されてはいないけれど、
子供がどんなおもちゃだったら喜んでくれそうか
仲間たちと話し合うのはすごく楽しいのだ。
ユキナ
ユキナ
ユキナ
ユキナ
ユキナ
ユキナ
部屋を見渡す。
狭い部屋なのに物があふれていて
脱ぎ捨てた(?)服が大分スペースを取っている。
ユキナ
ユキナ
ユキナ
ユキナ
ガサゴソ
ガサゴソ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ケイタ
ユキナ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ケイタ
ケイタ
ユキナ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ケイタ
ブーブーブーブー
と、いうわけで。
ユキナの家に来たわけなんだが。
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
とりあえず溢れかえる物を
いらないものといるものに分けることにした。
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ユキナ
ユキナはペラペラとページをめくっては
ユキナ
と、笑っている。
つい、その横顔を見つめてしまった。
ケイタ
ユキナ
ぱっとこっちを見てきた。
ケイタ
ケイタ
ユキナ
と、言いながらアルバムから目が離せないようだ。
ユキナ
物と俺の目の間にアルバムをにゅっと出してきた。
ケイタ
ユキナ
ケイタ
ケイタ
ユキナ
ケイタ
だって、あの時が
俺がユキナを好きになった時だったんだから。
ユキナちゃん
お母さんたち
ボク
ピクニックにきていた。
はるのかぜが きもちいい。
ユキナちゃん
ともだちの ユキナちゃんは
やさしいけど おっちょこちょいだから
ボクがまもらないといけないんだ。
ボク
おかあさんたちのいったことを、 まもらないでユキナちゃんは どんどん はしっていく。
ユキナちゃん
ユキナちゃん
ユキナちゃん
きらきらしたえがおで ユキナちゃんが いうから
ぼくはいくことにした。
きけんかもしれないから
ボクがついていかないと。
ボク
ユキナちゃん
と、いってボクのてを つよくにぎりながらあるいていく。
ボク
ユキナちゃん
ユキナちゃん
なきたい。
ボク
ガンッ
ボク
きのねっこに つまづいて
ボクはころんだ。
ボク
ユキナちゃん
ユキナちゃん
ユキナちゃん
ボク
血が滲んでいた。
ユキナちゃん
ユキナちゃん
ユキナちゃん
ユキナちゃん
てを だしてきた。
ユキナちゃん
暗闇の中で光った
あの笑顔。
口角を目一杯上げて
目が細くなったあの笑顔。
ケイタ
ケイタ
ユキナ
ユキナ
今も変わらないこの笑顔。
目の前の幼なじみが、
かわいい。
愛おしい。
抱きしめたい。
ケイタが私をばっと抱き寄せた。
ユキナ
ユキナ
そのまま顔を近づけてきて、
キスをしてきた。
ケイタの唇はすごく柔らかかった。
目はつぶらずにケイタの目を見た。
目の奥を頑張って見れば
どこまでも続いているのではないか
と、思うような深い黒だった。
こんなにケイタって
きれいな目、してたんだ。
どれぐらいの時が経っただろう。
するとふいにケイタが唇を離した。
ケイタ
ケイタ
ケイタ
ケイタ
ユキナ
私は思いっきりの笑顔で答えた。
ユキナ
ケイタ
ケイタ
ユキナ
ユキナ
ケイタ
ケイタ
ユキナ
❦ℯͷᏧ❧
コメント
20件
まさかの展開で驚きました😯✨ 2人ともが愛おしい..(?) ロマンチックにも程があります..😳 一瞬でサクラ すぴか さんの物語に引き込まれました..👏🏻👏🏻
作るの上手いですね🥳
えへ…… 照れちゃう……