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凛太郎
こうしたら、ちょっとは意識するか･･･？
春美
･･･急に抱きしめないで･･･
春美
どうせ、他の女の子ともこんなコトをするでしょう？
凛太郎
いや、したこと無い
春美
嘘でしょう？
凛太郎
嘘じゃない！
春美
し、信じられないわ･･･
凛太郎
俺は女子からモテても彼女を作ったことは無いし、手を繋いだことさえないんだ
春美
意外･･･だわ･･･
凛太郎
う、うっせーな
凛太郎
俺の初めては好きな子にやるんだよ
凛太郎
生まれた時から決めてる
春美
ふふっ、何よそれ
春美
生まれた時からそんなことを決めていたの？
凛太郎
ああ！
凛太郎
だから、本当に無いんだ
凛太郎
で、俺の初めてを全部春美にあげたいんだ
春美
どうして私なの･･･？
凛太郎
君は本気で俺のことを愛してくれると思ったんだ･･･
春美
でもそれは思いであり、真実ではないわ
凛太郎
いや、真実だよ
春美
どうしてっ！
凛太郎
俺は君のことを知っているからだ
春美
私のことを･･･？
凛太郎
あぁ、小学生の頃から知っているよ
春美
小学生の頃から？
春美
でも凛太郎なんて人いなかったわ･･･
凛太郎
いや、いたさ
春美
だとしても、思い出せない･･･
凛太郎
それは･･･俺が君の記憶を消したから
春美
記憶を･･･？？
凛太郎
それは君と僕が意識し合っていた時のこと･･････
春美
ちょっと待って！
春美
私と貴方が意識し合っていた時って何よ！？
凛太郎
今から話すから･･･
キーン コーン カーン コーン
凛太郎
っと、話そうにも話せないな
凛太郎
早く荷物を持って行って教室に戻ろう
春美
ちょ、ちょっと！！
凛太郎
今日の放課後、駅集合してくれ
凛太郎
その時に全てに話すさ
春美
え、ええ、わかったわ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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