オロル・アンドリュー
初めまして。
ユリア・アンドリュー
こちらこそ初めまして。
ユリア・アンドリュー
私は七魔歌手の第六魔歌手、ユリア・アンドリューです。
ユリア・アンドリュー
私は貴方を倒しにきました。
ユリア・アンドリュー
容赦はしませんので。
オロル・アンドリュー
いいですよ。私の方も手加減無しでいきますので。
ユリア・アンドリュー
私からいかせていただきますね。
ユリア・アンドリュー
シーシャーク!
オロル・アンドリュー
(固有魔法まで同じとは、この方々は一体…?)
オロル・アンドリュー
私も直ぐに向かいますので。
オロル・アンドリュー
シーシャーク!
オロル・アンドリュー
(私には追いつけないでしょう。)
ユリア・アンドリュー
(追いつきましたよ。オロル・アンドリュー。)
オロル・アンドリュー
(な、なぜ…?)
オロル・アンドリュー
(私は、シーシャークで戦っていたらいつもよりも強かったはず…なのに、どうして追いつけたんですか…!)
ユリア・アンドリュー
(勿論、シーシャークは使い慣れたからですよ。)
ユリア・アンドリュー
(あの技を出します!)
ユリア・アンドリュー
シーシャークエボルブ!
オロル・アンドリュー
(シーシャークエボルブ…!?)
オロル・アンドリュー
(私も一回使った経験はあるものの、この方、強いかもしれないです…!)
オロル・アンドリュー
シーシャークエボルブ!
ユリア・アンドリュー
この姿になったからにはもう接近戦でいきましょう。
オロル・アンドリュー
そうですね。絶対に勝ってみせます!
ユリア・アンドリュー
こちらこそ!
オロル・アンドリュー
ウォォォォォォォォォ!
ユリア・アンドリュー
ウォォォォォォォォォ!
オロル・アンドリュー
(あ…私、この方が強いとか言いましたが、これくらいならまだまだ私の方が強いですね。)
ユリア・アンドリュー
(ま、まずい…負けたら、負けたらアキ様からの信用を失ってしまいます!!)
ユリア・アンドリュー
(ここは、一発逆転するしか!)
ユリア・アンドリュー
(って…もしかして、逆転すらできないくらいの強さなんですか!?この方は!)
ユリア・アンドリュー
(…もう、負けるしかないですね。)
ユリア・アンドリュー
(そうした方が、きっとアキ様にも許してもらえる…)
ユリア・アンドリュー
…はぁ、はぁ、はぁ…
オロル・アンドリュー
…大丈夫ですか?私のせいで怪我などはされていないですか?
ユリア・アンドリュー
…なんとか大丈夫です。
ユリア・アンドリュー
それにしても、貴方は強いですね。薄々勘づいてはいました。私は。
イーストン魔法学校に侵入後
アキ・ウォーカー
クール、貴方の言ったことは少し違うわよ?
クール・キュート
え?
アキ・ウォーカー
あそこにいる生徒達を見てみなさい。ローブが貴族物に見えるわ。
クール・キュート
本当だ…
ユリア・アンドリュー
(…あそこにいる歯茎が剥き出しになっている人は、強そうですね…)
ユリア・アンドリュー
(でも、どっちみち関わらなくてはいけない対戦相手かもしれないですからね…)
オロル・アンドリュー
私のことを、そんな風に思ってくれていたのですか?
ユリア・アンドリュー
はい。私は、本当は他校の生徒、教員にあまり手を出したくないんですよ。
ユリア・アンドリュー
本当は、この魔法界の人達全員が争いもなく幸せに暮らして欲しいと思っているんです。でもその祈りは叶うことがなかったんです。
ユリア・アンドリュー
私は、イヴルアイを持たれている方も、持病で苦しむ人も、全員が虐められずに済む世界になって欲しいんです。
ユリア・アンドリュー
今まで通りアキ様に接しはしますが、その代わりに争いを止めようと思っていますよ。
オロル・アンドリュー
…アベル様とアキさんの戦闘を止めるのに協力してくれませんか?
ユリア・アンドリュー
いいですよ。私も止めるのを手伝います。
ユリア・アンドリュー
アズキにも聞いてみますね。
オロル・アンドリュー
はい。
ユリア・アンドリュー
アズキ!
アズキ・シンリ
どうしたの?
ユリア・アンドリュー
アベルさんとアキ様の戦闘を止めるのを手伝っていただきたいのですが…
アズキ・シンリ
分かったわ。私も手伝う。
ユリア・アンドリュー
ありがとうございます!