人間
ただの人間ですよ。
蒼
に、人間…?
紅
……………
紅
……(…?)
人間
…道に迷ってしまいまして。
蒼
なる…ほど…?
紅
それならあの山を超えると街ですよ。
人間
!
人間
あ…
人間
え…
蒼
?
紅
……………
人間
ありがとうございます…
行こうとする
ガシッ
人間
!
紅
貴方人間ではないでしょう?
蒼
えっ
人間
………何を言って…
紅
失礼。
フゥッ
…………
ぼふんっ
蒼
?!
紅
…………
紅
化けても無駄ですよ。
人間
…………
紅
"代"。
代
………なんで分かった。
紅
幼なじみをなめないで下さい。
代
…………
代
ごめん…
紅
許してあげます、
蒼
優し
代
蒼もな。
蒼
え、嬉しいw
紅
どのようなご要件で?
代
……
代
ただ手伝いに来ただけだ。
紅
嘘おっしゃい
代
あぁ嘘だ。
代
見張りだとよ。
紅
なるほど。
紅
で、
紅
そちらのお嬢さんは?
奇
んにゃ
奇
代様、
代
?
奇
もう少しで朝です。
代
そうか。
紅
……………(無視されてしまわれた…)
奇
あ、
奇
初めまして紅様。
去年から代様の召使いになりました
"奇"と申します
去年から代様の召使いになりました
"奇"と申します
紅
……………
紅
なるほど…(召使い…?)
代
………
代
ただの付き添いだ。
紅
…………なるほど(執事みたいなものか。)
奇
………代様。
代
ん、
代
そろそろか。
蒼
?
奇
シュイン
奇
……………
紅
?!
代
…………
奇
ぁ…
奇
すみません代様。
代
………
奇
変身がとk
ドコンッ
奇
い……
代
………
代
このような事は決して許されない。
代
お前はそれでも彼岸と此岸を管理する者か。
奇
…………
奇
すみません…でし……
ドサッ
紅
!
代
…………
紅
代…
代
………………
代
すまない。
代
奇を…廉を頼む。
代
フッ
代が消える
蒼
ちょ
紅
…………
蒼
……紅、その子大丈夫…?
紅
…………
紅
大丈夫。
紅
腹部を蹴られただけみたい。
紅
だけど…
紅
………
紅
……………(此岸と彼岸を管理する者…?)
蒼
ねェ、代さ、
蒼
その子の事「此岸と彼岸を管理する者」って…
払い屋
それは多分廉だな。
蒼
うわびっくりした
払い屋
我がの立場を見えないようにしている家でもある。
払い屋
廉は昔から此岸、彼岸を管理していた家から生まれた半人間半怪異だ。
紅
……
払い屋
ただ…
蒼
「ただ?」
払い屋
廉は自分の実力、力を信じていない。
払い屋
そのせいか、本来見えないはずの場所も、
払い屋
見えるようになっているんだ。
紅
なるほど…
紅
………
紅
廉…様はしばらくうちで預かるよ。
紅
いいね、蒼。
蒼
大丈夫。
払い屋
それでは私はこれで。
払い屋
あそうだ。
払い屋
廉と同じクラスだから勉強類は持ってくる。
紅
分かりました。
払い屋
それじゃ。
払い屋が去る
紅
…………
奇
ぁ……(目が覚める)
蒼
あ、おはよ〜
蒼
大丈夫かな?
奇
あの…ッ






