サラ
私達はASAの鎮圧のために活動してるのよ?

サラ
それを治安維持組織に妨害されたら困るわよ

ムスライ
知りませんよ

ムスライ
私は政府に任されていますから、

ムスライ
こちらからすれば貴女達もASAも変わりませんよ

サラ
…

ムスライ
そうでしょう?

ムスライ
結局は貴女も自身の望む世界にするために暴力を使いヒーロー気取りで世界を荒らしてるんですよ

サラ
ウチの子達をバカにするのはやめて欲しいところだけど、

ムスライ
今すぐ貴女も撤退してください

ムスライ
ASAの鎮圧は我々の仕事です

ムスライ
自己満集団に用はありません

サラはアユトには目視できないような速さで背中の細剣__レイピアを取り出しムスライの首に突きつける
サラ
…本当癪に触るわね

サラ
私の顔は3度も待てないわよ

ムスライ
懲りませんね、

ムスライ
テロリストさん

サラ
…

サラは上手くレイピアを扱いムスライの小刀の攻撃を避けながら距離を詰めていく
サラ
私だって気に食わないものはあるのよ

ムスライ
不適合集団にそんなこと言う権利ありません

サラ
うちの子を侮辱するな

ムスライ
そういうのはいりません

サラ
さよならね

少し微笑むも殺気と怒りが滲み出て恐怖以外の感情は湧いてこない
ムスライ
く…!

ムスライ
ならば…!

サラ
読み通りね、

小刀を銃に戻し撃ってくることさえ読んでいたサラはかわして距離を詰める
ムスライ
は…ぁ…う…

ただほぼ出血はない、サラがレイピアを抜く時に多少出た程度だ
ムスライ
ぅゔ。

ムスライ
死ね…

サラ
?

ムスライ
テロリストが!!!!

アカネ
よっと

アカネ
奇襲攻撃なんてモテないわよ〜

アカネ
ばーっか!!

ムスライ
貴女もでしょうこのばばぁが…

ムスライ
モテないのは貴女ですよ

アカネ
は!?

サラ
まだそんなにうちの子をバカにする余裕があるのね

ムスライ
先に挑発したのは貴女達です

サラ
武器もなく劣勢なのにそんな敵を出したって無駄と私は思うけど、

アカネ
私には夫も子供もいますーだ!

サラ
殺しが目的じゃないのよ

サラ
邪魔をしないなら私達もなにもしないわよ

ムスライ
チッ…

アカネ
どう?

アカネ
あたしの渾身の死んだふりは、

サラ
アカネちゃん、煽りは良くないわよ

アカネ
はーい

ムスライ
わかりませんかね?

ムスライ
私は危機的ですが組織は全く損失を受けない

アカネ
なーにいってんのー?

アカネ
負け惜しみ〜?

ムスライ
経験のある貴女ら2人でもわからないとは…

ムスライ
全く組織も舐められたものです

ムスライ
私は本物のムスライ小隊の隊長ではたりません

アカネ
え?それ?

アカネ
知ってるけど

ムスライ
…え?は?

サラ
本物のムスライはこんな非効率な戦いしないわよ、

サラ
常に合理性を重視する陰湿な男だもの、

アカネ
そーそー、少なくとも数的不利で戦わないし〜?

アカネ
ってかこんな弱いのがムスライならあたしもっと楽なのにね〜

ムスライ
なんだと…組織を馬鹿にするな…!!

ムスライ
こい!!!

治安維持組織戦闘員
やるぞ!!こいつらを止めるんだ!

アカネ
わー

サラ
…数が多い…

サラ
一旦アユト君を引き渡しましょう、

アカネ
それめいあーん

サラ
私がアユト君を連れ帰るから耐えてもらえる?

サラ
帰ったらちゃんと増援連れてくるから、

アカネ
余裕よ!!

アカネ
なんなら増援いらん!

サラ
ふふっ、頼もしいわね
