一輝
(奈波…)
上司
どうした?
一輝
犯人が憎いんです。
一輝
あの被害者は俺の彼女です。
一輝
殺されそうになって…俺は心底犯人を憎んでいます。
上司
そうだったのか。
上司
その、彼女は今…
一輝
まだ意識が戻ってません。
コンコン
涼真
入るよ。
涼真
(まだ意識が戻ってないのか…)
涼真
奈波、一輝が心配してる。早く目覚めてやれよ。
一輝
涼真…来てたのか。
涼真
一輝、優奈。
優奈
突然ごめんね。
涼真
犯人は?
一輝
捕まった。けど、反省してないんだ。
一輝
俺は…俺は…
優奈
一輝、どうして奈波は刺されたの?
優奈
こんなのありえない…
一輝
逆恨みだ。
優奈
そんなので刺したの?犯人は許せない。
一輝
あぁ、絶対に許さない!
優奈
いつ意識戻るのかなぁ。
涼真
身体の傷が深すぎて、意識が戻るか分からないって…
優奈
奈波、私待ってるよ。意識が戻るまで。
梨沙
ハァー…暇だなぁ。
おじさん
君可愛いね。おじさんと一緒に遊ばない?
梨沙
(ハァ?意味わかんないわ。)
梨沙
そういうのキョーミ無いんで。
おじさん
いいじゃんちょっとぐらい。
おじさんは梨沙を触ろうとした瞬間!
一輝
何してんですか?
おじさん
け、警察!?
一輝
今、この子にセクハラしようとしましたよね?
おじさん
い、いや…
一輝
署までご同行お願いします。
一輝
君もね。
梨沙
はい…
梨沙
時間の無駄だった…
梨沙
帰ろ。
一輝
待って!
梨沙
何ですか?
一輝
危ないから家まで送ってあげるよ。
梨沙
余計なお世話です。
一輝
またさっきのような事になってもいいの?
梨沙
まぁ、確かにそれも一理ありますね。
梨沙
お願いします。
一輝
名前なんて言うの?
梨沙
警察官のくせにそんなこと聞いていいんですか?
一輝
だって、あそこに居たってことはワケありだよね?
梨沙
そうですよ。
一輝
だから教えてよ。
一輝
梨沙ちゃんっていうんだね。
梨沙
ちゃん付けしないでください。これでも高校生です。
一輝
それで、何であんなところにいたの?
梨沙
暇なんで。
一輝
でも、1人であんなところにいたら危ないから行かないようにして。
梨沙
私に居場所なんてないんです。
一輝
え?何で?
梨沙
私、母子家庭だし貧乏だから虐められるんです。
一輝
(昔の奈波と同じだ…)
一輝
先生に相談しないの?
梨沙
先生なんて当てになりません。見て見ぬふりをするだけです。
一輝
そうなんだ…
梨沙
送ってくれてありがとうございました。
一輝
いじめのこと誰かに言ったほうがいいよ。
梨沙
そうですね。心配してくれてありがとうございます。






