無能な私

時刻　3:01

今日もショッピくんと一緒に作業。

いつ…渡せば…？

今だ！

私は作ったチョコを渡す。

手を引っ込めようとしたが、ショッピくんに手を掴まれた。

ショッピくんはにこっと笑った。 よかった、喜んでくれたみたい。

ショッピくんはチョコを一つ口に放り込んだ。

な、なんか…緊張する

あっそっか、ホワイトデーあるのか。

私たちはおのおのの仕事をやり始めた。

しばらくして。

なんかショッピさん顔真っ赤だな…

手動いてないし…

しゃっくり…？

ショッピさんはふらふらと立ち上がり

こっちに近づいてきた

ショッピくんは体制が崩れ、倒れかかってきた。

私はショッピくんを受け止めた。

あれ、これ…私が抱きついてることになるな…

そう考えると恥ずかしくなった私は、慌てて離そうとした。

でも、ショッピくんはそのまま私に抱きついてきた。

ショッピくんはぽつりと呟いた。

私は気持ちが明るくなった。

ショッピさんは私の頭を撫でた。

ショッピさんは私に強く抱きついた。

嫌…ではないんだけど……

すっごい心臓バクバクしてる……

なんか…今日のショッピさん変…？

普段こんなニコニコしてないし！

それってまるで…

…まるで…………

…チョコに香り付けでブランデー入れたけど

えっでも本当に少量だったような…？

また私は頭を撫でられる。

まあ…別に嫌な気持ちじゃないし

こんな日があっても…いいかな

……………

こんな酔ってるなら…覚えてないよね

笑顔で答えてくれるショッピくん。

あっ寝ちゃった

トントンside

ロボロと一緒に水﨑の部屋に入ったら、

水﨑に抱きついているショッピくんと

オロオロしている水﨑がいた

・

・

・

水﨑から、ショッピくんが酔って水﨑に抱きついてそのまま寝たことを聞いた。

そう言って、ぐいーっと引っ張ってどかした。

俺はニヤニヤする。

隣でロボロもニヤニヤしている。

ロボロはショッピくんをおぶった

……

ロボロside

ショッピの部屋に入って、ショッピをベッドに寝かせた。

ショッピくんはむくりと起きた。

何かを思い出したようで、顔が赤くなっていく。

たまside

みんな行ってしまった。

…来年のバレンタインもブランデー入りのチョコを作ろうと思ったのは

秘密である。