とある日。
その日は2人とも遅くまで帰ってこなくて 俺は先に寝ることにした。
蓮
蓮
1人で寝るぶんには ずいぶん広いベッドでごろごろしていると
蓮
ピコンピコンッ
蓮
蓮
そう思って起き上がり 寝室をうろつく
音の出先はベッド横の引き出しだった。
蓮
蓮
今は俺しかいないし 多分ばれないよね…?
と思って引き出しを引く。 鍵はかかってなかった
蓮
蓮
蓮
来てからずっと預けていた スマホだった
蓮
蓮
今なら多分、 辛くて泣き出すこともない 時間も経ったし
蓮
蓮
そう思って 思い切ってスマホを開いた
蓮
蓮
母からおびただしい数のメールが届いていた。
既読はつけたくなかったので 一番最近来ていたメールを見てみる
『そうよね、蓮はそこにいるのよね』
蓮
蓮
と思っていると 新たに通知が入った
蓮
俺はその場にスマホを落とした 液晶にひびが入る
蓮
スマホを拾って もう一度通知を確認する
メールの他に、もう一件通知が来ていた。
『GPSを設定しました』
蓮
俺のスマホは管理されていて 親が勝手に設定をいじることが出来る
だから、GPSを入れるのを 思いついたのだろう。
蓮
蓮
後悔するには もう遅かった。
ピーンポーン…
蓮
蓮
ピーンポーン、ピーンポーン…
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
母さんから逃げたい。 だけど、俺が自ら ここにいることを知ってもらいたい。
母さんが誤解して、 2人に何かあったら嫌だった。
蓮
俺は立ち上がった
一階に降りて、 玄関へ向かう。
蓮
蓮
恐怖と緊張であがる息を 必死に整えながら、
俺はドアを開けた。
蓮
久しぶりに吸う外の空気。
そして目の前には、
蓮
蓮の母
蓮の母
蓮の母
蓮の母
蓮の母
蓮の母
"あんな"人達…?
蓮の母
蓮の母
蓮
そういって差し伸べられた手を 俺は振り払った
生まれて初めて、俺自身の意志で 俺は親に反抗した
蓮の母
蓮
蓮
蓮
蓮の母
蓮
蓮
蓮の母
蓮の母
蓮
蓮の母
蓮の母
蓮の母
蓮
俺は声を張り上げて言った。
蓮
蓮
蓮
蓮
大切な、──
蓮の母
蓮の母
蓮の母
蓮
そういえば引っ越してきた日に そんな話をされた…
蓮
蓮の母
蓮の母
蓮
ちゃんと俺の意志を伝えて 説得したかったのに…
蓮
蓮
そう諦めかけたとき、
翔太
蓮
明らかにぎらついた目をした 翔太さんがいた。
蓮の母
蓮の母
翔太
翔太
蓮の母
蓮の母
翔太
蓮の母
蓮
蓮
蓮
蓮の母
翔太
明日には戻るという約束をして 俺は家の中へ戻った。
キィィ…ガチャン
蓮
蓮
蓮
俺がぼろぼろ涙を流していると
翔太
翔太
そこから聞いてたのか…
蓮
翔太
翔太
翔太
蓮
そこから翔太さんは 過去について話し始めた。
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
コメント
2件
最高です! いつも最高な話ありがとうございます♡
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