~ あてんしょん ~
この 物語 には 、 以下の ものが 含まれて おります 。
♔ 空白 文字 ♔ BL 表現 ♔ nmmn
本人様 とは 一切 関係 ありません 。 拡散 等 は 禁止 させて いただきます 。 それでも 大丈夫 な方 のみ 、 ゆっくり していってね !!
誤字脱字 等 あれば ご指摘 頂けると 幸いです … 🙏🏻´-
PM .11 : 48
大好き な 紫ぁくん から 突然 LINE が きた 。
俺は ドキドキ しながら 通知を 押して 、 メッセージ を 開く 。
紫
それは 、 紫ぁくん からの お誘い だった 。
紫ぁくん は 、 俺の 幼なじみ で 、
俺の 好きな 人 。
幼い 頃から ず--っと 一緒に いて 、
物心 ついた時 から 好き やった 。
もちろん 恋愛的 に .
そりゃぁ 俺も 初めは 動揺 した 。
だって 幼なじみ やし 、
何より 、 “ 男同士 ” なんやもん 。
でも この 感情も 段々 大きく なっていって
紫ぁくん と 話す 度に 膨らんで いく 。
まるで 風船の ように __
だから 、 ふわりと 飛んで 紫ぁくん の 方へ 行かない ように
俺は 風船の 先に “ 重り ” を しっかり 付けて いる 。
紫
紫
紫ぁくん は 昔から 優しい 。
正直 言うと 、 今では 思わせぶり のようで 辛いが … 、
紫
紫
そんな メッセージ と 共に 、 笑顔の うさぎさん スタンプ が 届く 。
橙
誰も いない 部屋で 独りごつ 。
俺やって 楽しみ やで 、 ??
でも 、 俺と 紫ぁくん の “ 楽しみ ” は 違う ねんなぁ …
俺は やりとりの 止まった LINEの 画面 を 閉じれずに 、 見つめたまま 眠りに 落ちた __
ぴぴぴ …… っ !!
けたたましい アラーム の 音が 響く 。
朝の 静かな 時間帯 だからか 、 余計に うるさく 聞こえる 。
橙
ピッ … 、と アラーム を 止める 。
これから 、 紫ぁくん と 金環日食 を 見に行く のだ 。
俺は まだ 半分 寝ている 体を 起こし 、 布団から 出る 。
時刻は AM . 4 : 29 。 いつも なら この時間 は 寝ている 。
ちゃちゃっと 朝食 を 済ませて 紫ぁくん に LINE しよう
なんだかんだ 言って 、 あっという間 に AM . 6 : 04 。
朝食 の後 、 久々に 幼稚園 . 小 . 中 . 高 . 時代の あるばむ を 開いて みた 。
…… 高校生 まで 、 俺と 紫ぁくん は 同じ 学校 に 通って いた 。
幼なじみ 故に 、 ずっと 共に 行動を していたので 、 ツーショット なんて 数えきれない 程 あった 。
橙
先程 見た 写真 の 数々 を 思い出し ながら 余韻に 浸る 。
高校時代 、 紫ぁくん には 好きな 人 が いたんやっけ … ??
今でも 想い人 おるんかなぁ … 、
橙
なんて 考えて ぼ-っと 、 刻々と 進みゆく 時計を 眺めて いたら 、
紫ぁくん からの メッセージ が 届いた 。
スマホを 開いて 、 通知を タップ する 。
紫
紫
紫
どや顔 の うさぎさん スタンプ が メッセージ に 添えられる 。
ふふ 〜 ん と 、 キラキラ した 顔の ひつじさん スタンプ を 共に 送る 。
紫
紫
紫
紫
俺は スマホ を 握りしめながら 玄関へ 駆けた 。
橙
紫
紫
橙
紫
無邪気 に 笑う キミ 。
そういうの ずるい … 。
俺の 気持ち 知らんくせに …
“ 楽しみ ” なんて 、 文じゃなく 声で 言われると 尚 、
思わせぶり に 感じる 。
所詮 、 俺らは ただの 幼なじみ なんや …
橙
紫
紫
うさぎの ように ぴょいっと 家に 入る 。
橙
リビング へ向かう 紫ぁくん の 背中に 向かって 、 小さく 呟いた 。
紫
早々 に 、 ソファ- の 上で 寝転んで くつろぐ 紫ぁくん 。
橙
紫
橙
そのまま 俺たち は 、 2人用のソファ- の 上で 他愛のない 会話を した 。
紫
橙
紫
コートを しっかり 着て 、 2人で 外へ 出た 。
紫
橙
早朝の 静けさに 包まれた 空に 、
吐く息 が 白く 立ち上る 。
紫
そう言って キミは 、 少し 歩く速度 を 早めた 。
紫
草むら を 抜けた 先には 、 太陽が 見えた 。
橙
紫
2人で 地面に 寝そべって 空を 見る 。
紫
俺は 、 紫ぁくん から 渡された 日食グラス を 通して 太陽 を 見た 。
月が 、 太陽 に 接近 して 重なりそう 。
俺は 、 そっと 紫ぁくん の 方へ 近づいた 。
紫
日食グラス を 外し 、 紫ぁくん を 見ると 子供 みたいに 太陽を 見ていた 。
ジリジリ と 、 月と太陽 が 近づく 。
それに 合わせて 俺も 紫ぁくん との 距離を 縮める 。
紫
俺の 行動 に 気づいたのか 、 グラス を 外し こっちを 見る 。
橙
適当 に はぐらかして 笑って みせる 。
紫
少し だけ 沈黙が 続く 。
いよいよ 月と太陽 が 重なった
まだ 完全では ない ソレ は 、 少し もどかしい 。
まるで 俺たち の 関係 みたい … 、
橙
紫
体を ぴたりと くっつけ 、 名を 呼んだ 。
橙
月 なんて メインでも ない 。
ただ 、 この言葉 が 伝われば と 思って 言った だけ 。
紫
呆れた ように キミ は 笑った 。
伝わんな かった 。 そんなこと わかってた はずなのに 、
悔しくて 、 寂しくて 泣きそうに なってたら 、
紫
そんな 声が 返って きた 。
橙
びっくり して 、 思わず 聞いて しまう 。
紫
太陽 の 光に 当てられて 、 キラキラと 輝く キミの 顔は
確かに 赤く 染まっていた 。
月と太陽 が 完全に 重なる 。
太陽が リングの ように 光を もらす 。
橙
地面に 置かれた キミの 手の 上に 、 自分 の 手を 重ねる 。
紫
見つめ合い 、 そのまま 俺は そっと 唇を 重ねた 。
あの 太陽の リング のように 綺麗な リング を 、
俺は キミの 薬指 に はめて あげられる だろうか __ 。
紫
紫
橙
橙
紫
紫
太陽 を 月が 通過し 、 金環日食 が 終わる 。
幸せの 余韻に 浸りながら 、 2人 手を繋ぎ 家へ 帰る 。
絶対 幸せに したるな ??
橙
俺は 少し だけ 握る手の 力を 強めた __ .
190 tap ⬆ お疲れ様でした !! 長くなって しまい 申し訳 ないです 、 🙏🏻 ´- 2 / 14 日 に 、 バレンタイン の お話を 載せたら 試験終了 まで 無浮に なります ので 把握 お願いします … 🙇🏻 ̖́-
コメント
3件
めっちゃ好きですブクマ失礼します…!
え、最高すぎます やっぱもっちちゃんが書く小説最高…っ!
~ 解説 ~ ㅇ 『 月が綺麗ですね 』 ↪︎ 好きです or 愛してる 告白を意味する言葉。 ㅇ 『 月はずっと綺麗でしたよ 』 ︎ ↪︎ ずっと前から好きでした 告白をOKする時に使われる 。 ㅇ 『 これからも一緒に月を見てくれますか ?? 』 ︎ ↪︎ 貴方の愛は永遠のものだと信じていいですか ?? 尚 、全て諸説あり 。 両片想いな橙紫が大好きです … 🧡💜