今井 薫(いまい かおる) 今年の春に大学生になり、普通に友達も出来て普通に過ごしていた。
私は、恋を知らない 「好き」「愛」 なんで皆そんな事を感じるのか 私には分からない
でも、一年生の夏頃 私は何故か皆の憧れである貴女に
楓
好きなの
告白された
薫
……はぁ、そうですか
楓
よ…良ければ付き合って欲しいのだけれど…
多田 楓(ただ かえで) 大学2年生 スタイルもよく、男性からもモテモテで、その上お金持ちで成績優秀 ただの料理店をやってる私の家とは大違いだ
薫
………
薫
ごめんなさい
楓
…理由を…聞いてもいいかしら…
薫
私、好きって気持ちが分からないんです
薫
なので、先輩の思いに応える事は出来ませんし
薫
応えることはありません
楓
………
薫
……ごめんなさい…
楓
…ま…待って!!
薫
……?
薫
まだ何か?
楓
…でも…
楓
まだ、勝手に好きでいても…
楓
……いい…?
薫
………どうぞ
ここからだった ここから、先輩と私の不思議な関係が始まったのは