偽愛

初デートから 1週間ーーー…

あたしは今日も 舞花の家に 来ていた

舞花の家を出て バイト先へーーー

今日は土曜日だから 一緒のシフトに 入ってるのは

あたしの1つ上の 麗夜だ

毎週土曜日のシフトは 麗夜と一緒だから 楽だし楽しくて好き

土曜日は店員が 高校生のみだから

良く後輩が タバコやお酒を 買いに来るーーー

事務所に入り 監視カメラを 見ながら

2人でタバコを 吸っていると……

負けたのは…………

しぶしぶ レジに出て……

声を出し 店内を見渡すと

常連の竹内さんが 来ていたので

竹内さんの タバコを レジに出し

来るのを待つ……

何気に高い飲み物を 買って頂き 竹内さんは 帰って行った……

事務所に戻ると 麗夜がタバコを 吸いながら 出迎えてくれた

なんだかんだと 楽しく時間を潰し

22時が過ぎたーーー

麗夜が店長に 電話をかけた

それから10分後に 店長が慌てて 来たので

あたしと麗夜は 着替えて 店を後にしたーーー

麗夜と別れて 10分程で帰宅し

お風呂に入り 遊びに行く 準備をしたーーー

慎から連絡来るのを 待っていると

〜♪〜♪〜♪

慎との電話を切り いつもの場所へーーー

5分程待っていると

プップー

慎の黒の車が クラクションの 音と共に

あたしの目の前に 止まったーーー

あたしはいつもの様に 助手席へと乗り込むと 車は走り出したーーー

慎は海まで車を走らせ

車を停めた……

ふわっ

微かに香る

慎の香水の匂いが

鼻を掠め

優しい温もりに 包まれたーーー…

優しく抱き 締めて来た慎は

少し震えている様に 感じたーーー

ーーー…何秒だったのか

何分だったのか

しばらくして

と 耳元で呟いた慎は

あたしから離れて いったーーー…

ふと時計に 目をやると

帰る時間だった為

慎に送ってもらい

すぐに眠りに就いた……