ー流星sideー
...この人、ホンマに俺の事殺す気ある?ご飯食べ終えたあとは お風呂も用意してくれるし着替えも貸してくれるしで 意味が分からない。
流星
大吾
流星
大吾
流星
こんなとこに居ても意味ない。早く自由になりたい。 楽になりたい。もう、こんなとこ出てってやる。 そう玄関の方に向かうと、腕を掴まれた。
流星
大吾
流星
大吾
流星
大吾
流星
大吾
流星
大吾
流星
刺す場所にもよるけどできれば1回で殺して欲しい。 この人人間?痛そうとか、可哀想とか、そういった感情ないん? 人をなんやと思ってるんや。
流星
大吾
流星
あぁ、なるほど。向こうの気分次第で殴ったり蹴ったり、 乱暴にされたり...俺をストレス発散の道具にしてから 殺したいって?もう散々やられてるのに。それが嫌で 逃げてきたのに。また同じことの繰り返し...
大吾
そう言って、その人は僕の頭に手を伸ばしてきた。 叩かれると思って、思わず手を出した。
大吾
流星
たた、かれない?なんで撫でられてる?
大吾
そう言うと、フワッと抱きしめられた。
あーはいはい。膝蹴り?よくやられましたよ。 肩に手ついて下からお腹思い切り...
大吾
流星
大吾
流星
大吾
...? 全然表情を変えなかったこの人が、初めて表情を変えた。 不思議そうな、驚いているような、そんな顔。 相変わらず顔の半分は見えないけど。
流星
大吾
流星
大吾
流星
大吾
その人はまた、僕が見た事のない表情をした。 困ったような、焦ったような... 少ししか変わらないけど、人の顔をよく伺ってた僕には 読み取れた。
大吾
流星
大吾
流星
大吾
そう言うと、その人は僕に背を向けて部屋に戻って行った。 僕もその後を追うように着いて行った。
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