TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

教室

いよいよ終わりの日が やって来た。

嘘だろ...

教室に着くと今までの ノイズ化が嘘のように クラスメイトは人間の姿を 保っていた。

この世界を創ったヤツが 元に戻したのか? まさか、事件を 再現させるために?

(悪趣味だな)

俺はそう思うと同時に 彼女の姿も確認した。

普通にいるな

彼女は今まで通り 落ち着いて席に座っていた。

やっぱり、“妹”ってのが NGワードらしい。

担任

はーい、席につけー

担任

んじゃHR始めるぞー

担任のノイズ化もなく 通常通りのHRが スタートした。

“それ”はHRを始めてから 10分が過ぎた頃だった。

クラスメイトA

ねぇ...あの人って誰かな...?

クラスメイトB

誰かのお父さんじゃねーの?そんな気にする必要なくね?

クラスメイトA

じゃあ何で手にポリタンク持ってるの...?

(まさか...)

(どうする...ここにいたらいつかは巻き込まれて殺される可能性もある...)

(行くか...)

俺は鞄を持つと HR中にも関わらず 彼の元へ向かった。

担任

あっ、おい‼︎

....

1階

俺は急いで1階に降りると ちょうど目の前に 彼の後ろ姿があった。

その途端に“恐怖”という文字が 背中を流れるような 不快な気分になった。

(この前の夢と同じ感覚だ...)

しかしこんなところで 立ち止まっていたら この先何もできない。

そして俺はゆっくりと彼へ 近付き声をかけた。

あ...あの‼︎メアさん...だよな?

すると彼は振り向いた。

メア

お?誰だお前

誰って鵠沼 祟だよ‼︎

メア

あーっ‼︎夢の中の‼︎元気だったか?

まあ...

で、何でメアさんはここにいるんだ?

メア

あー...そりゃここは夢の中

そんな訳ないだろッ‼︎

メア

うおっ‼︎急にデカイ声出すなよ

メアさんは俺のことを馬鹿にしてるみたいだけど、俺だってそんなに馬鹿じゃない

未来視なんて嘘だ‼︎メアさんはこの世界にいるんだ‼︎

俺は思わず声を荒げて言った。

メア

...へぇ、何だ全部分かってんのか

メア

じゃあ俺が何者かっていうのも知ってるのか?

ああ...

メアさん...あなたは...

“鵠沼 祟、俺自身”だ

環境に汚染される

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚