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ミュール

詐欺と暴力と窃盗と…殺人、でしたっけ

アメリア

ああ

ミュール

こう並べられてみると、面白いですね

アメリア

何か訂正はあるか?

ミュール

ないです

アメリア

すごいな

アメリア

ライアンの…いや、ステイシーの作成する情報の正確さもだし

アメリア

ミュール、お前ここに載るなんて意外に有名なんだな

ミュール

いえ、分かりません…そんなつもりは

ミュール

主様の言うことを聞いてきただけですので…

アメリア

ま、いいだろう、思い出したときにでも王子に言っておくよ

アメリア

メラも許されてるんだし、別に今すぐ殺せとは言わないだろ

ミュール

…ありがとうございます

サミュエル

俺だけ載ってないのー?

メラ

ぷぷーっ

アメリア

お前そんないうほどの罪犯してたっけか?

サミュエル

いやべっつにぃ

サミュエル

今まで一緒にいたのは"正義"を善とする人だけだったし

サミュエル

今は、強い人に興味があるだけ

アメリア

そうか

アメリア

お前…強けりゃ本当になんでも良かったんだな

サミュエル

まあアメリアがバカで弱いまんまなら出てくつもりだった!

メラ

はあ!?何コイツ!

アメリア

だったって…今は?

サミュエル

今は…まあ、まだいいかなって

サミュエル

アメリア、どんどん強くなってるし…調子戻ってきてる感じだ

アメリア

フン、そうか

アメリア

まあナメられたままじゃ終われないからな

サミュエル

ナメてはないよ、別に俺より強くて賢かったらいいんだ

アメリア

それだいぶハードル高いぞ

アメリア

ま、情報も把握できたことだしとりあえず寝ようか

ミュール

………はい

アメリア

ミュール

ミュール

はい?

アメリア

気負うなよ

アメリア

お前の好きに、生きたらいい

ミュール

ミュール

…アメリア、様

ミュール

国から必要ないと言われた私が…

ミュール

生きていくことは、許されますか?

アメリア

当たり前だろ

アメリア

生きることに許可なんていらない

アメリア

…まあ、そんなのは人を殺す私たちには適応されない綺麗事だが

アメリア

死にたくないなら、間違った道でも…進むしかないんだ。

ミュール

ミュール

ならばこの身

ミュール

全てをアメリア様に、捧げます。

アメリア

ふははっ

アメリア

大袈裟だな、お前はお前の人生を生きろよ

メラ

(あ〜〜〜〜寝れない!!)

メラ

(どうしよう…なんか分かんないけどミュール、めっちゃ申し訳なさそうだった)

メラ

(メラもそういう感じにした方が良かったのかな〜〜〜!?)

メラ

(でもメラの身はもうずっとアメリア様に委ねてるし…)

メラ

(今さら何も────)

ガタリと音がして、メラの体がビクッと震えた。

サミュエル

…メラ、起きてるの?

メラ

(…?)

声色はほとんど、いつも通りだった

サミュエル

メラの方にサミュエルがじいっと視線を向けてきて、なんとなくメラは狸寝入りをする

メラがどうしようかと考えていると、サミュエルは資料を読み始めた

メラ

(あれって殺しの…?なんで今?)

メラ

(アイツそういえば字読むのもちょっとはできるとか言ってたな)

サミュエルは資料を元に戻すと、上着を羽織る

メラ

(…って、どこ行くの?)

走り出しそうなくらい元気にスタスタ歩き出すサミュエルからは、鼻歌さえ聞こえてきそうな軽快さを感じる

メラ

(…もしかしてこれって…)

メラ

(弱みを握るチャンス!?)

メラは尾けていくことを決めた。

メラ

(さ、寒い…)

サミュエル

サミュエルは外に出るとすぐに走り出した

少しだけメラの方を気にしたあと、笑顔になる

メラ

(バレてない…よね?)

メラ

(むしろ誰もいなくて…喜んでる?)

次の瞬間、メラの思考は停止した

バサリ。

そんな、音だった。

メラ

な、な…な……

"ソレ"を凝視しながら、メラは声にならない仰天を表す

メラ

(ウ、ウソ…何、アイツ…!)

メラ

メラ

(翼…が……生えてる…!?)

サミュエル

メラ

(気になる…行かなきゃ)

メラは見たことのないそれを見て驚きながらも、後を尾けるのはやめなかった。

メラ

(どこ行くの〜〜〜!?)

メラは、自分の走りより速いスピードで飛ばれて、隠れていられなくなりそうだった。

メラ

(…もう、バレても、いいかな、諦めたい……)

メラは走るのが速く体力もある方だったが、すでに諦めかけていた

しかしそんなとき、サミュエルは遂に舞い降りる

メラ

よかった…

メラ

にしてもほんとどうして…

サミュエルはスタスタと歩くと、ある家のインターホンを押した

 

…はいー?

家の中からであろう、外には機械を通した声が聞こえる

サミュエル

宅急便でーす

 

え?…あ、はーい

メラ

…?

銃口の先のエンディング

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