Timeless Love～なにわ男子BLストーリー～(丈橋編)

何もしなくても朝は、やってくる。

昨日泣き腫らした顔を隠すために

顔を洗って歯磨きをし、いつもどおり身支度をする。

ガチャ

ドアを開けると同時に丈くんも部屋から出てきて・・・

珍しく丈くんから声をかけてきてくれた。

昨日のことを謝ろうとしてくれてるんやろうけどそれを遮るように 、

いつものボリュームで挨拶。

いつもの答えが返ってきた。

良かった・・・。

いつも通りや・・・。

・・・・あいつはいつも通りの態度や。

怒ってないんか？

ってか泣いてたやん ！

こっちは謝ろうとしとるのになんなんや！

あいつはいつもより瞬足で自転車を漕ぎ始めた。

だけどいつも通りの大橋に俺はいつの間にかホッとしていた。

2人は同じことをこの時思っていた。

結局一緒に電車乗るとか。

そしていつも通り2人がそれぞれ降りる駅で 、

俺は先に降りて丈くんを見送る。

電車のドアが閉まっても俺は丈くんに手を振りつけていた。

いつも通り、いや？いつもより仲良く別れた2人だった。

そして、いつの間にか丈くんたちと出会ってから3ヶ月が過ぎようとしていた。

⤴話を聞いていたらしい

西畑大吾

あはは！そうやろ？ 高校生組も参加してな？そして 旅館の予約は西畑に任せなさい！

ドンと胸を叩く大ちゃんだが、じぶんで自分を叩いて、それが力加減が強かったみたいで（笑）

とむせていた（笑）

2人は、いつものハグをした。

会話に入りきれてない流星に誰も気づかず・・・・。

そんな会話が繰り広げられていた。

ここにいない丈くんも来てくれるやろうか？

密かな楽しみになっている自分がいた。

そんなある日・・・

休み時間に声をかけてきたのは渚ちゃんで、

さらにドギマギする質問をしてきた渚ちゃん。

⤴鋭い。

そう手を合わせてくる渚ちゃん。

あまり乗り気ではなかった。

でも・・・・【好きな人も、気になる人もいない】と俺は嘘をついてしまった。

そしてその合コンに誘われたことをサークルのみんなに報告すると・・・？

目をキラキラさせてる。

なぜだかシュンとするはっすん。

もしかして、丈くんの方に一緒に行って欲しかったんやろか？

⤴興味津々。

行く気満々

なんやかんや嬉しそうな反応するはっすん。嫌がってないってことやな。

と、ハグしてきたはっすん。

ちょっ・・・みんな見とる・・・ 。

いや、何回かしてきたけど・・・・。

このハグシーンをそろそろ見飽きてきた3人と・・・

2人の様子を、実は複雑な気持ちで見ている流星であった。

あれ？丈くんは？

バイトが入ってしまったみたいで早々といなくなってしまっていた。

そしてなんやかんやで日曜日がやってきてしもた。

そして・・・

みんな一通り自己紹介を終えたあとで遅れてきた人がいた。

なぁんか聞いたことある声やな。

その遅れてきた人の顔を見ると？

大橋和也

えっΣ(ﾟдﾟ；)丈くん！？

そこに現れたのは、なんと丈くんやった。

興味無い言うてたのに。

なんで？