TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

〜ジュエルズの屋敷〜

ダイヤ

アメジスト今戻ったわ

アメジスト

随分とてこずったようね

ダイヤ

イレギュラーな事があったからね

ダイヤ

かく言うあなたも何かしらあったようね?

アメジスト

2件ほどあったわね

ダイヤ

ひとつはなんとなく予想できるわよ

ダイヤ

後ろにころがってるギルドのヤツらね?

アメジスト

その通りよ

アメジスト

遂に場所がバレたわ

ダイヤ

まぁ潮時と言えばそうかもね

アメジスト

とりあえず私の見た情報とあなた達が得た情報

アメジスト

照らし合わせたいから話してくれる?

ダイヤ

何から知りたい?

アメジスト

そうね……

アメジスト

そこの女の子について知らせてくれる?

ノルン

んぁ?

ノルン

私になんか用か?

アメジスト

随分と強気な子ね

ノルン

見た目で判断はまずいぜ?

ノルン

まぁなんとなく予想はできたろ?

ノルン

私がどんなやつなのかは

アメジスト

えぇそうね

アメジスト

もし私の勘が当たってるのなら

アメジスト

この子がノルンって子で間違いないわね

ノルン

情報が漏れるの早いこった…

ダイヤ

私達はそこも特徴的だからね

アメジスト

話を逸らしてしまったな

アメジスト

1度話を戻そうか

ダイヤ

それじゃあ適当にざっと話すわよ

サファイア

まずは私からだ

サファイア

例の古城だがまぁ見るも無惨な姿なのは確認取れた

サファイア

そして滅んだ原因らしきものを見つけることも出来た

サファイア

それがエメルとラルドが持ってる本たちだ

サファイア

ちなみにその地下に封じられてたこの刀は

サファイア

今回の仕事の報酬として私が貰ってくが問題は無いな?

アメジスト

私は刀は使えない

アメジスト

そんなものくれてやるわよ

サファイア

提供できる情報はそれくらいだ

サファイア

あとの詳しいことはその本にあるはずだ

サファイア

エメルにも確認してもらってる

サファイア

馬鹿な私が見るよりも信頼おけるだろ?

アメジスト

自分のことよくわかってるわね

サファイア

こういって欲しかったんだろお前は…

アメジスト

次はダイヤに聞くわよ

ダイヤ

私からも特に話すことは無い

ダイヤ

あの悪魔についてだけど

ダイヤ

正体は一切掴めてないわ

ダイヤ

ひとつ確かなのは影を奪い操る事ね

アメジスト

操る?

ダイヤ

正確には奪った影に魂を入れてる感じ?

ダイヤ

あの原理も詳しくは知らないの

アメジスト

その影ってどのくらい強いの?

ダイヤ

影の持ち主の強さによるかな

ダイヤ

例えば私の影を盗られたとする

ダイヤ

そうするとその影は私と同じ技を使ってくるのよ

アメジスト

完全なコピーってわけね

ダイヤ

対処法が確立されてる訳では無いけど

ダイヤ

恐らく一定のダメージを与えると魂が消えて影が戻ってくるの

アメジスト

とはいえ厄介なのは変わらなそうね

アメジスト

さて、最後はラピスとラズリだけど…

ラズリ

水質は魔水だった…

ラズリ

それも不完全な状態…

ラズリ

普通の人が飲むと悪影響…

ラズリ

でもその水はあの国で使われてるみたい

ラズリ

だからとっても危ない…

アメジスト

不完全な状態の魔水ね…

ダイヤ

常人でも魔力は宿している

ダイヤ

けれども鍛錬しないとその存在に気づかない

ダイヤ

魔法使いとは鍛錬して己の魔力をコントールできるようになって

ダイヤ

そのレベルでようやく見習いとして認められる

ダイヤ

つまり常人は魔力を有していてもコントールができない

アメジスト

そんな人らが気付かずに魔水を飲んでるとなると…

ダイヤ

いずれ増強しすぎた魔力が暴走して…

アメジスト

人という生物を超越するわね

ラズリ

魔物でも悪魔でも人間でもない

ラズリ

言葉通りの化け物が生まれる…

ダイヤ

結構まずいことになってるわね…

アメジスト

魔水とは不足した魔力を回復するためのもの

アメジスト

厳密に言えば魔力回復ポーションの原液

アメジスト

常人が飲めばオーバーヒートして死ぬ

アメジスト

けれども今回のは不完全な状態ということ

ダイヤ

つまり効果が出るのは運にもなる

ダイヤ

もしくは微量なものの可能性…

アメジスト

なんにせよ国民すらも道具として使う気のようね

ダイヤ

とんだ悪魔だこと…

アメジスト

最後に私からの情報だ

アメジスト

私は悪魔にここで会った

アメジスト

そしてある程度の話をした

アメジスト

そこで引き出せた情報は

アメジスト

彼の名前はリルフということ

アメジスト

あなた達が見てきた悪魔は彼のコピーに過ぎないこと

アメジスト

本体はサバクシス王国の地下に封印されていること

アメジスト

目的はこの大陸を私有地とする

ダイヤ

本体は封印されてるのね…

アメジスト

でもよく考えて欲しいの

アメジスト

封印されているにも関わらず彼はここまで大胆な行動をしてる

アメジスト

恐らく封印の効力が弱まったかあるいは……

ダイヤ

その封印すら効かない領域まで進化したのか…

アメジスト

なんにせよ最悪な結果は避けないといけない

ダイヤ

ルビィに地下探索を頼んでるの

アメジスト

ならルビィに地下に悪魔の本体がいることを伝えないと

ダイヤ

そうね

ダイヤ

ここからは悪魔本体について…

アメジスト

そういきたいけれど残念

アメジスト

私達には新たな問題があるでしょ?

ダイヤ

ダイヤ

あれね…

アメジスト

ギルドのヤツらの対処よ

サファイア

ギルドの連中に等々バレたのか?

アメジスト

潮時だとは思ってたけれど

アメジスト

あいつら行動が無駄に早いのよね

ダイヤ

ルビィには悪いけれど

ダイヤ

悪魔のことはルビィとウルターニャさんに任せるしかないわね

ノルン

ウルターニャを知ってるのか?

ダイヤ

情報だけはギルド本部レベルよ?

ノルン

手回しがいいってことだなそりゃ…

ダイヤ

そろそろアイツらを絞めないといけないわね

アメジスト

それに勇者を悪として取り上げてるみたいだし

ダイヤ

ウルターニャさんと目的も一致ね

ダイヤ

なら尚更私達はギルドを潰すことにするわよ

サファイア

久方ぶりに大暴れしても文句ないってことか

ラズリ

ラピスに任せる…

ラズリ

ラズリは面倒くさいし……

ダイヤ

全員参加だよ

アメジスト

先に言っておくけど私は司令塔としての役割をやるわよ?

ダイヤ

私もアメジストと共にいるわ

ダイヤ

最終手段で私が戦場に赴くわ

ノルン

ギルドとの戦争に私も参加していいんだな?

ダイヤ

あなたはアメジストから情報を得て

ダイヤ

ウルターニャさんの元に向かいなさい

ノルン

逆にいいのか?

ノルン

人手が足りないんじゃ?

アメジスト

私たちを舐めないで

アメジスト

簡単にくたばるわけないでしょ

ノルン

そーいや団員数1桁だったな

アメジスト

それじゃあ作戦会議といくわ

お気の毒ですが魔王は勇者になりました

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

48

コメント

1

ユーザー

書きたいことが多いって意外と辛いもんだね

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚