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紫の罰。

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紫の罰。

11 - 紫の罰。10

♥

4,001

2023年08月08日

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sn

『今、どこにいるの?…』

誰が喋ってるかは分からないが

1人ではなさそうだ

sn

『分かった、じゃあゾム、医療室に大先生運んできてくれる?』

sn

『あとの皆は、書類とか大先生が持ってたものを大先生の部屋に運んどいてほしい』

sn

『お願いね』

インカムがぶちっと切れた音がする

きっと何人かが今から来るのだろう

shp

sn

ショッピくん

sn

今の聞こえた?

shp

…はい

shp

大先生がたおれたと

俺は頷いた

sn

うん

sn

大先生が意識無いらしくて

sn

今から来るんだけど

sn

うーん

sn

ショッピくんどうしようかなって思ってて

shp

…?

sn

まだ皆にショッピくんのこと言ってないからいきなり見たらびっくりしちゃうかなって思ってて

shp

(びっくりするんか…?俺のことなんか)

sn

だから

sn

ショッピくん

sn

ちょっと場所移動しない?

sn

あっちのカーテンが付いてるベッドの方

皆がおれのこと見ても 何も思わんちゃうのか?

なんて心に思う

shp

わ、かりました

俺はこくっと頷いた

sn

sn

ありがとね

sn

ショッピくん

sn

じゃあ

sn

ちゃちゃっと準備するかぁ

しんぺい神さんが伸びをしながら

俺の洋服や置いてあるものなどを 手にとり始める

急遽の移動を 俺はボーッと見つめていた

sn

よし

sn

荷物はこれでいいね

sn

じゃあ

sn

あとはショッピくん

sn

運ぶから動かないでね

そう言って

質素になったベッドの横まで来て

俺の太もも部分と肩辺りに 手を置いたかと思えば

宙に俺はふわりと浮いた

いわゆる

お姫様抱っこで 俺は隅のカーテンの部屋のベッドまで 運ばれた

sn

sn

よし

sn

ショッピくん今ので

sn

痛くなった所とかない?

sn

大丈夫?

静かに下ろした しんぺい神さんは

包帯に異常が出てないかなどを 確認していた

shp

大丈夫っす…

sn

うん

sn

了解

sn

じゃあ

sn

ちょっとここで待っててね

sn

大先生たちの対応してくるから

俺の確認が終わると

しんぺい神さんは 静かにカーテンを閉めた

少し開いたカーテンの隙間からは しんぺい神さんが見えていた

コンコンッ

あきらかに焦った音が聞こえる

zm

失礼しますっ!

zm

ぺ神、!

zm

大先生がっ…!

隙間から 大先生をおぶってるゾムさんが見えた

大先生はぐったりとしていて

その白い肌は まるで死んだ人間のようだった

sn

大丈夫だよ

sn

落ち着いてゾム

sn

ここのベッドに寝かしてくれる?

zm

分かった!

zm

頼む!

ずっとそわそわしてるゾムさんは

本当に人思いだと思う

俺は静かに2人を見つめていた

sn

検査結果としては

sn

軽い貧血と不眠症だね

sn

あとは大丈夫だったから

sn

落ち着いて

sn

命に別状もないから

検査を行ってるあいだ

他の幹部も数人

大先生の周りに集まった

shp

(皆、ほっとしてんな…)

皆が胸を撫で下ろしていて

シャオさんなんか泣きそうにしていた

大先生がどれだけ愛されているかが 分かる

sn

早くて明日には大先生目覚めるから

sn

今日はもう皆帰りな?

sn

大先生は大丈夫だから

sn

先輩たちは不安そうな顔をしながらも

しんぺい神さんの言うとおり

その後 帰っていった

shp

(なん、か、辛いな、ぁ笑)

何故か胸がズキズキする

本当は…

上手く行ってたなら もう俺は この世には居なかった

もう

らくになれると思ってた

皆に迷惑をかけたくないのに

もう

嫌われたくないのに

これからの未来でかけそうな 嫌われそうな気がしてたまらなくて

先輩からの視線が怖くて仕方がなくて

そんなことを考える度に

俺の目からは 涙が出ていた

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コメント

11

ユーザー

syp!大丈夫や、メタ発言やけど大抵主人公はhappy endになれる!

ユーザー
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