不思議な彼女と旅の果て

人々の話し声や風に誘われるように 璃月を散策することにした

星だよ

『自ら神座/ｶﾓｸﾗから去り、空に最も近い所でただ闇夜でしかなかった空に輝く粒を撒き、静かに一人涙を零したその涙は星々の後を追うように空に河を流した』

歩いていくと、月港の近くにいたせいか、海特有の香りを乗せた風が私の頬を撫で去っていった

【流れ星の行方/ﾅｶﾞﾚﾎﾞｼﾉﾕｸｴ】

ｷｨｨ… コンコン…

ｶﾞﾁｬ…

【霧の囁き/ｷﾘﾉｻｻﾔｷ】

ﾌﾜｧ…

ｸﾗｯ…ﾄﾞｻ…

【七光のメサイア/ﾅﾅﾋｶﾘﾉﾒｻｲｱ】

そう唱えると七人の少女が音もなく現れた

分かりました！

〜1時間後〜

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…

ｶﾞﾁｬ…

旅人・パイモン ………ぇ？

旅人・パイモン えぇぇぇえええええええええ⁈⁈

いつか、大きく叶う日が来るよ

みんなの事を忘れたくないだけだから…

昔、テイワットの一人の神が星々を眺めていた 　眺めている時に星空から二つの星が落ちて来た その神は慌てて掴もうとした 一つの星は無事掴めたけれど もう片方の星はあと数センチのところで掴めず 地面に衝突して砕け散った 砕け散ったことでその神は涙を流した

涙を流したことで古代に消滅したとされた元素が 砕けて粉々になった星と無事な星を 神の手のひらからって空に昇っていった その二つの星と元々二つの星によって形作られていた星座が どの星々よりも強く優しく輝いて... 無事だった星は中心に移動し砕けた星は粒となり外側へ移動し 新しい星座に生まれ変わった。 星の粒が光り輝く神河を美しく着飾った これが"奇跡”の星座、天粒座の誕生となった

ｽｽｯ…ﾊﾞｻｯ…ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ…

…神……護……導か……と……